黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

月光ソワレⅢ~神々の黄昏 レポ

2005-12-22 | おでかけ
12月22日に九段会館で行われたALI PROJECTの『月光ソワレⅢ~神々の黄昏』に行ってきました。
呪われたようにアクシデントに見舞われまくり(交通機関麻痺しまくり/笑)、ちゃんとたどり着けるかかなり心配でしたが、何とか間に合い、ほっと一安心。
九段会館は洋館のようなクラシカルな趣きで、とても素敵な会場でしたvv


†セットリスト

1
Visconti Chic(インスト)


2
病める薔薇

3
月光夜

4
Daphne

5
アンジェノワールの祭戯

6
桜の花は狂い咲き

7
ディレッタントの秘かな愉しみ

8
聖少女領域

9
戦争と平和

10
鎮魂頌

11
プラタナスの葉末に風は眠る(インスト)

12
彼と彼女の聖夜

13
百合と夜鶯

14
春葬

15
蜜薔薇庭園

16
星月夜

17
神の雪

アンコール
1
柔らかな肌(インスト)

2
闇の翼ですべてをつつむ夜のためのアリア

3
共月亭で逢いましょう




7~9はパンフではシークレットでしたが、題して『片倉さんコーナー』。いつもソワレでは姿を見せない片倉さんの為のコーナーが新設されました(笑)。
このコーナーの存在で、全体がメリハリの効いた感じになり、とてもよかったと思います。
『戦争と平和』では、舞台に松明が燈された趣向が、とても素敵でした~♪
『鎮魂頌』の前に靖国の話。靖国神社の戦後60年の記念事業で『NIPPONのうた』……“日本を好きになる歌"というテーマで歌を募集(主にアマチュア対象)していたところに、アリカさんがこっそり『鎮魂頌』と『愛と誠』を応募されていたとか。
最終選考に残り、靖国神社内で歌われたというお話でした(神社で販売するCD制作の為の公募だったので、既にJASRACに登録してあるこれらの曲は入らなかったそうですが。残念~)。……そのCDの実物を見てきましたがプロデューサーは、つのだ☆ひろ氏(笑)。
そんなお話を聞いた所為か、それとも九段という場所の所為か、曲の途中で思わず目頭が熱くなったり(涙)。
『彼と彼女~』は何度もいわれているように、アリプロ最初で最後のクリスマスソング(笑)。当時の東芝のプロデューサーがクリスマス大好きな方だったそうで(笑)。その方はとても忙しく、ライブに何度招待してもなかなか都合が合わなかったそうですが、前回ようやく数年ぶり(8年だったかな?)に再会できたとか。
『百合と~』は、百合の花を手に歌われるアリカさんが物語を演じているようで、素敵でした。
『闇の翼で~』や『共月亭~』なども思わず眼を閉じ(決して寝ているわけではありません/笑)、聴き入ってしまったり。とてもうっとりな一夜でした。


†衣装
片倉さんは多分前回と同じピンストライプのグレー(?)のスーツ。靴はちょっと爪先が反っている感じ。
月光ストリングスの皆さんは、黒系(着ているものはそれぞれに違い、主にシンプルなデザインもの)。
アリカさんは衣装が3パターン(下記参照)。

その1(2~10)
身頃と袖(ひじくらいまで)が黒の別珍(?)。姫袖部分とスカートがブルー(らしいです……黒とかグレーとかパープルとかに見えましたが)のフリル(ピコフリル)満載の生地で作られたロングワンピース(パニエ着用)。※以前、ゴシックイベント(アラモード)で着用のもの。
靴はあまり見えませんでしたが、黒の厚底(前回ライブでも着用のストラップシューズっぽい気も)。
ブロンドのロングカールウィッグ。上の方で2箇所をちょっとだけくるくるまとめて、そこに赤か紫(照明の関係で色はちょっと違うかも) の薔薇っぽいお花が2つ。
クロスモチーフなどがつけられたビーズのチョーカー(黒系)着用。

その2(12~17)
白のスリップロングワンピース。鳥っぽいイメージ。
身頃部分は生地に地模様が入っていて、ちょっと凹凸のある感じ(…同色のビーズが縫い付けられているという可能性も)。スカート部分は、オーガンジー等を重ねていて、ところどころ羽毛が散ってます。シルエットはふんわり(パニエ着用)。靴は多分同じまま(次も)。髪はピンク系(前の方がちょっと色が濃いめ)のロングカールウィッグ。シルバーのお花(光ってたので形はあまりわからず;)のドレスハット。

その3(アンコール2曲)
赤のスリップロングワンピース。スリムなラインで、上はスパンコールできらきら。背中は深く開いててセクシー系。ちょっとローウェストっぽくて、スカート部分は鱗状の生地が重ねられてました。髪は黒で爆発系ウィッグ。そこに赤い牡丹と赤い鳥が。……今回のパンフとかに使われてるやつですね、多分。
黒の長手袋を着用。



『いつもの道、ちがう角』松尾由美(光文社)

2005-12-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
隣の課の若村は、個人の意志をこえた摂理を持つ失敗作を集めているという。折しも彼の近所で女子大生が行方不明になり、真世は彼の仕業ではないかと疑うが……『琥珀のなかの虫』、
4歳の少年・和之が麻疹にかかった。熱にうかされながら彼は過去に見た記憶を順に思いだし……『麻疹』、
事故に遭い怪我をした美夏は、公園で画家・江崎に出逢う。彼は同じ公園で年輩の男の絵を“恐ろしい"といい……『恐ろしい絵』、
ある日、階下の住人・須崎夫人にお茶に呼ばれた戸田。そこにいくと同じように集められた住人が。彼女は飼犬を殺した人物を探しているという……『厄介なティー・パーティ』、
生垣の中に見た“顔"。その正体を探るうち、誘拐された女の子がその家に監禁されているらしいことをしるが……『裏庭には』、
フリーライターのわたしは、息子の靖弘を連れ、シンポジウムに参加することに。そのシンポジウムはリサイクルのボランティア団体が主催しており……『窪地公園で』、
いつもの道の、違う角を入ったところ店でひとつのブローチを見つけたわたしは……『いつもの道、ちがう角』の7編。

ちょっと背筋が寒くなるような作品集。……決して超寒いところで読んでいた所為では……;(停電で止まった新幹線待ちの間、寒ーいホームで読んでいたので/笑)

<05/12/22>