黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『Dearホームズ 1』もとなおこ(秋田書房)

2005-12-18 | 読了本(漫画)
19世紀末の大英帝国で、数々の難事件を解決したシャーロック・ホームズ。しかし、彼は宿敵・モリアーティ教授と対決した折、ともにライヘンバッハの滝に落ち、行方不明となっていた。
それから1年半、ホームズそして妻・メアリのいない喪失感を抱えながらも日常を送るワトスン。そんなある日、ホームズ宛に届いた大きなドールズハウス……それはホームズの下宿を精巧に模したものだった。そしてそこには人形に魂を移したホームズが!
それは9年前に彼等が依頼を受けた霊能者“マーリンの娘”ことクリステル・クリフォードの力によるものだった。そんな彼女から依頼された事柄とは……『幼い依頼人』、
詩人が殺された事件を調べることになった彼等。殺害された後に、侵入した煙突掃除の少年がその場にあったステッキの柄を持って逃走したらしく……『煙突掃除少年の宝』、
偶然にもそれぞれの友人同士が結婚することになり、その新居へ招かれたハドソン夫人とワトスン。ところがそこで働くメイドの少女に首飾りを盗んだ疑いがかかり……『見習いメイドの災難』、
ワトスンの元を訪ねてきた少女、。彼のファンだという彼女は……『尋ねる娘』の4話収録。

姿はちっちゃくても、やっぱりホームズなのが楽しいです(笑)。
個人的に、ワトスンによじ登るホームズが可愛くてちょっとお気に入りv

<05/12/18>

『金春屋ゴメス』西條奈加(新潮社)

2005-12-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
近未来。江戸時代の江戸を模して作られた独立国“江戸国”。鎖国政策を行なっている為、入国は300倍の難関である。
病床の父の頼みで、江戸国へと入国した大学生・辰次郎は、極悪非道、容貌魁偉、冷酷無比で人々に恐れられている『金春屋(こんぱるや)ゴメス』こと長崎奉行・馬込播磨守のもとで働くことに……。
江戸の町で拡がりを見せている致死率の高い謎の疫病“鬼赤痢”について調べることになった辰次郎。奇しくもそれは、幼少の頃江戸国で暮らしていた彼が感染し、死に瀕した病だった。唯一の生還者である彼は、失われた記憶を辿りつつ、感染源と治癒方法を探るが……。

今年のファンタジーノベル大賞受賞作。
とてもインパクトのあるタイトルで、一体どんな話なんだろう…と、とても気になっていました(笑)。
江戸と現代の融合具合がいい感じ。できれば同設定で続編とかを書いて欲しいです。

<05/12/18>