とりあえず、iTunesのアカウントを持っている人は、「iTunes Store→右上のアカウント名をクリック→購入履歴」をチェック。身に覚えの無いアプリや書籍が購入されていないかチェックしてみることをおすすめします。
と言いますのも、今複数のニュースサイトにおいて、iTunesアカウントのハッキング被害が報告されているためです。
iTunesアカウントがハッキングの被害に--複数ブログで報告 cnet Japan
複数のブログの報告によると、一部のiTunesアカウントがハッキングされ、アカウントの決済情報を使って「iTunes App Store」からアプリケーションが購入されているようだ。
なんでも、7月4日時点でApp Storeの書籍売り上げの上位がThuat Nguyenという登録者のもので埋め尽くされたらしいです。しかも、内容はドラゴンボールなど日本のコミックの違法コピーだとか。これらの書籍はiTunesアカウントをハッキングして違法に売り上げを伸ばしたもので、数万円の請求があったアカウントもあったとか。
TechWaveでも報告がありましたが、私も改めてTwitter上で検索してみたところ、日本のTwitterユーザーによる被害報告のつぶやきは確認できませんでした。一様にニュースを取り上げるか、注意を促す書き込みのみです。ユニークユーザーの絶対数を考えると、とりあえず日本では被害が起きていないと考えて、概ね良いかも知れません・・・なんだか、ハッキングそのものよりも、そっちの方がすごいことかも知れない。
ちなみに、私はTwitterでつぶやいてはいませんが、とりあえず自分の被害は確認できませんでした。
iTunesアカウントのハッキング問題は、実の所これが初めてではありません。規模や取り上げられ方は違えど、これまでも同種の報道が定期的にネットニュースで配信されていました。また、アップルは不正請求の問題で、日本の消費者庁と今年の2月から4月にかけてもめておりまして、そのときはのらりくらりと責任を回避する回答をしていましたが・・・あれ、続報が聞こえてこないんですけど、アレで本当に終わり?・・・だとしたら、今回もアップルは自社の責任ではないとして静観を決め込むでしょうね。自分の身は自分で守らないといけないみたいです。具体的にはクレジットカードを止めてプリベイドに切り替えるとか。
アンテナ問題もソフトウェアが原因ということにして終わらせるつもりみたいですし、いや、ネガキャンじゃないけれど、一度アップルは、自社のハードウェア体験だけではなくて、それにまつわるサービスについても体制を見直してみる頃合いにさしかかっているのではないでしょうか。マイクロソフトに時価総額で勝ったんだから、「自分はビッグプレイヤーだ」という余裕ある振る舞いをしても良いと思う。いつまでもマイナーではいられないんだから。