地球温暖化が叫ばれるようになって早数年。色々とエコな商品が出てきていますけれど、どれもこれも決定的とは言い難いですよね。とはいえ、小さいことの積み重ねが将来に大きく影響するのは間違いないですので、できることからやっていかなくしかないのですけれどね。
ところで、二酸化炭素の排出量について、京都議定書などでも削減率が決められましたが・・・国内の研究チームの資産によると、なんというか絶望的な数字が出てきましたよ?
日本は最大91%の削減必要 温室効果ガス、50年半減で 47NEWS
地球温暖化の深刻な影響を回避するために2050年の世界の温室効果ガス排出量を1990年比で50%削減する場合、日本が求められる削減量は最大91%にもなるとの試算を、京都大と国立環境研究所の研究チームが20日までにまとめた。
この数字はあくまでも最大の枠組みを取った場合なのですが・・・これまでの努力はまだまだ足りないと言うことですね。
温室効果ガス削減について抜本的な改革が進まない最大の理由は、やはり「生活を維持しつつやる」という事にとらわれているからなんでしょうね。生活のレベルを落とすなら・・・例えば空調の使用を控えるとか、ペットボトルの生産を止めるとか、娯楽をバッサリ切るとか・・・そういった消費型社会を改めるとかいう根本的なところをやっていかないと、対策としては進まないんでしょうねえ。社会的にそんなことは難しいと言うことは分かっているんですがね。
とりあえず・・・本当に手を付けなければいけないのは、生産された食料の半分が廃棄されているという現状を改めることではないでしょうか。食料に関わるエネルギーの半分を削減すると言うことは、日本国全部で考えるとすさまじい量ですよ?食糧危機とかメタボ、自給率が叫ばれている中、廃棄ゼロとは言わないまでも、国全体の食糧供給問題を適切に考えるのはこれから大切な事なのではないでしょうか?
それでも91%なんて言う数字は夢のまた夢でしょうが・・・そういう目に見えるところから始めていかないと、何ともならないですからね。