Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

やはりバックアップは大事

2011-03-01 21:05:24 | Thinkings

 昨日、ショッキングな事が起こりました。一部のGmailユーザーがログインしたら、何もなかった・・・つまり、メールが全部消去されていたというのです。

Gmailの障害がクラウド依存の危険性を再認識させた TechCrunch

今Gmailで起きている問題のことはご存じのことと思う。メールが消え、ログインできなくなるなど、Googleが全力で復旧に努めているものの、これは全生活をクラウドに移すことの危うさを証明する新たな一例である。

 実際には影響はごく小規模にとどまり、消えたメールもバックアップサーバーから復旧が進んでいるというリリースが出ています。これでは元記事のタイトル通り、「クラウド依存の危険性」を声高に訴えるのはやや弱いような気がしますが・・・「データが消えていないだけで、アクセスできない時間は存在した」ことは事実ですし、「クラウドのデータがアクセスできなくなるかも知れない」という問題提起は間違いなく出来たと思います。

 現実的な話として、一般人や普通の企業が管理するサーバーと、大規模なデータセンターでは圧倒的に後者が安全性では勝っています。しかし、それも完全ではないと言う事を、今回の事例は示しているのです。

 「クラウド依存の危険性」もそうですが、それだけではフェアではありません。「ローカル依存」もまた危険なのです。必要なのはやはりバックアップであり、もっと具体的に言うならば、同じデータが複数の場所に存在することです。
 大量の写真や膨大な動画データを(3つ以上の)複数のストレージに持つのは現実的とは言えませんが、自分が本当に大切だと思うデータを一カ所だけにしまっておくのは危険です。

 デジタルデータの良いところは簡単に複製が残せるところ。それ故に危機的な状況を招く場合も多々ありますけれど、使えるところは上手に利用していきたいところです。



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