SDカード、いつの間にやらメモリーカードのディファクトスタンダードになってしまいました。
WiiやDSiにも標準で対応していますし、デジカメやテレビなどの情報家電にも続々と普及が進んでいます。xDピクチャーとかはすでに駆逐しましたし、コンパクトフラッシュはちょっと毛色が違いますし・・・ライバルと言えるのはソニーのメモリースティックくらいでしょうか。そのメモリースティックも、今やPSPとサイバーショット位でしか使われていません。ソニー・エリクソンの携帯は、すでにSDメモリに完全移行してしまっていますしね。
さて、そのSDカードですけれど、規格としてSDとSDHC規格の二種類があることはご存じですか?前者は2GBまでで、後者は32GBまで扱えるのですが、その理由は使っているフォーマットが違うから。通常使われている無印のSDカードはFAT16、SDHCはFAT32を使っているのです。それぞれはWindowsMeまでメインで使われてきた由緒正しいフォーマットで、規格がオープンなことから、様々なストレージで今でも使われています。ただ、なにぶん古い規格ですので、2GBと32GBまでしか容量が管理できないのですね。それがそのままSDカードの容量の上限になっているわけです。
で、その容量の上限である32GBのSDHCカードが壮絶に値崩れしているという話です。
もはや高嶺の花じゃない?32GBのSDHCメモリカードが一気に値下がりして半額に Gigazine
先週GIGAZINEで16GBのSDHCメモリカードがついに3000円を割ったことをお伝えしましたが、32GBのSDHCメモリカードも大幅な値下がりを始めたことが明らかになりました。
1ヶ月前と比較して半額になっており、ようやく手が届く価格へと近づいてきた感があります。
まあ、半値と言っても1万7千円くらいなんで、普通の感覚では高嶺の花以外の何者でもないんですけれどね。16GBが5枚買えますもの。
普通の使い方で32GBを使おうとするならば、Linuxのシステムを入れてUSBブートするとか、HDビデオカメラのストレージに使うとか、ドラマをワンシーズンまるまる突っ込むとかが思い浮かびますけれど・・・HDビデオカメラくらいしか、「32GBでないといけない理由」が思い浮かばないのですよね。私の発想が貧困だからかもしれませんけれど・・・
ちなみに、フラッシュメモリの容量が倍々ゲームで増えているのに従って、SDHCの次の規格策定も進んでいるとか・・・数年後には32GBでも1000円くらいで売られるようになっているかもしれませんね・・・何に使うかは全く想像もつきませんが。