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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

昔ながらの盆灯籠。

2012年08月10日 | Weblog


昨日の画像ですが、今年も無事にお寺の盆灯籠が飾られました。
毎年8月9日は浦佐西山の「観音様のご縁日」です。昔は普光寺さまの本堂で厳かに、賑やかに法要が営まれたとのことですが、今では高齢化の影響もあり、ささやかに執り行われているようです。

千手院では、この観音様の日にあわせてお盆の灯籠を本堂向背に飾ります。
色々な色紙を細かく切ってお飾りをします。私だと仕事が粗いので(笑)丸2日、今回は住職が丸3日をかけて切り込んで作りました。これは毎年切り替え、張り替えるので、結構な手間がかかるお盆前の仕事です。

昭和の初めころは魚沼の多くのお寺でも同じような盆灯籠を飾っていたそうですが、今ではめっきり珍しくなりました。
この盆灯籠に感動して、作り方を習いにきた住職さんも、あまりに手間がかかるので最初の2,3年で続かなくなりました。やはり継続することは難しいですね。

上部には赤や青、黄色などのツヤ紙に「三界万霊」と、下には「精霊」と文字が切られています。
この世、あの世のすべての御霊に、そして石や川、山川草木のすべてにいたる精霊に向けて飾られる盆灯籠です。この灯籠はお盆の期間、そして門前区の鎮守さま、諏訪様の祭礼が終わる27日までかけられるのが恒例になっています。

ささやかですが、こういうものを大切にしていきたいと思っています。

さてさて、今晩は御詠歌の練習がありました。
お盆前は写仏をするのが恒例になっています。その写仏はお盆の期間、本堂に飾りお参りさせていただきます。
皆さん、手が震えながらも心のこもった写仏ができあがりました。良いお迎えができそうです。

仏器磨き。

2012年08月08日 | 本堂


今日は毎年恒例、お盆前の仏器磨きを行いました。



ローソク立てや華瓶、ご祈祷に使用する仏具類など、まとめて「仏器」と言っています。
お寺ですので全部集めると相当な数になり、今は磨きの良い薬剤があるので大人3人で1日で終わりますが、私が小学生の頃は大人2人が丸2日かかって作業を行っていました。

他にも数ある香炉の灰をこしてお線香の残りかすなどを除去したり、ローソクのたれた箇所をキレイにしたりしてお盆に備えます。

毎年、汗をかきかきしながら行う作業も今日は風もあり、本堂も扇風機ひとつつけずに快適に作業を済ますことができました。



千手院の墓地の隣には寺の畑がありますが、ナマスウリが40箇ほども収穫されないでころがっています。しかし、今年はよく生りました。暑い夏には、このナマスウリを湯がいて、冷水の中でほぐし、ポン酢などをかけてシャキシャキとした食感をいただくと最高です。

お盆になると楽しめる食材・・・こういう季節感は、すごく大切にしたいと思っています。

木喰さん。

2012年08月07日 | Weblog


木喰上人・・・江戸後期に北は北海道、南は九州まで行脚し、多くの仏像を彫った修行僧です。

彫り上げた仏像が全国で620点ほど見つかっており、そのうち新潟県内には約4割が残っているそうです。
「微笑仏」と呼ばれる独特の雰囲気をもつ仏像は多くの信者、ファンがいるそうです。

木喰上人が南魚沼市にやって来たのは文化2年(1805)、88歳の頃だと云われ、20数点の仏像が現存しているとのこと。
今回はその微笑仏を集め、その癒しを味わっていただく機会が10月5日~11月5日に浦佐の池田記念美術館で開催されるそうです。

皆さん、是非お参りになってみてはいかがでしょうか。お勧め致します。

さて、今日は立秋ですね。
昨日までの蒸し暑さが嘘のよう・・・、湿度も少なく、日中も比較的風があり過ごしやすかったです。夜の沢風は寒いくらいで、まさしく立秋を感じさせる1日でした。



境内には百合が大きな花を咲かせてくれています。
まだ行っていませんが、裏山の浦佐城跡にもヤマユリが咲いているだろうと想像します。きっと登山道も草が相当伸びてしまっているのだろうなぁ。

私は今日はご法事と急な心配事相談が入り1日が終了。昨日で境内と墓地の草刈りも終わったので、お盆前に浦佐城跡の草刈り作業に1日くらいいけるかどうか・・・。雑草といってひとくくりにするのは申し訳ないが、この時期は雑草との格闘の日々が続きます。

草刈りが・・・

2012年08月05日 | Weblog
昨日はお葬式、今日は午前中にご法事、午後からは墓地の草刈り・・・。
時間が空いた時に草刈り作業を進めていますが、何せこの暑さ、昨日などは比較的涼しいはずの本堂内でも34度の気温、作業も思うように進まず、お墓参りの皆さんにはご迷惑をおかけしています。

今朝などはお盆に向けてお墓掃除にたくさんの方が来て下さっていましたが、まだ刈れていない箇所がたくさんあり、また草を刈った後の始末もよくできていなく、申し訳なく思っています。

それに比べ、昨日からシルバーの方々6人にお願いし、境内の草取り作業をしてもらっていますが、この暑さの中でもパワーがあること、手際が良いこと、「さすがだ~」と思いました。おかげで中庭なども含め、2日間で大変キレイになりました。

そして浦佐城跡の登山道の下草もかなり伸びているはずですが、気になってはいるものの、なかなかそこまで手が回りません。
う~ん、気になる・・・。

墓地の草刈りは明日あたりで何とか終わるか予定です・・・頑張ります。

8月・・・

2012年08月02日 | Weblog


昨日は盆持(ぼんぼち)の日。盆参とか盆礼ともいい、新潟県内の真言宗寺院では7月後半から8月前半にかけて、お寺で法要を営んだりするところが多いようですが、8月1日のところが一番多いように感じます。

千手院では五箇地区、大崎地区の方々がまとまってお参りにくるようになっています。
本堂で水施餓鬼というお経を上げたあと、簡単な昼食を用意して召し上がっていただきます。これは車のない時代、朝出発してもお寺に着くのがお昼前頃になったため、お経の後に昼食を差し上げたのが始まりだと伝えられています。
これはお互い様だったようで、お寺側がお年始などのご挨拶に伺う時などは逆に昼食をご馳走になったそうです。

一番の地元、浦佐地区も一応1日が盆持という事になってはいますが、ほとんどの方が玄関先でのご挨拶で終わり、中には上がってお茶を差し出す程度のものです。これも時代の流れなのか、今では皆さん忙しく、1日に来られる方は実に少なくなり、ほとんどの方は13日のご先祖様のお迎えの際に、ご本尊様をお参りして代用するようになってきました。

しかし、今日も暑かった・・・、隣町の小出では37度まで到達したとか。



夕方、日が入ると空は真っ赤に染まり、ヒグラシが鳴き、少しずつ草むらから秋の虫の声がし始めます。
暑い暑いと言いながらも、昨年の今頃は新潟福島豪雨の被害で大騒ぎだったのを思い出します。今の九州の方々の気持ちがよ~く分かります。

今日は1日心配事相談と夕方から墓地の草刈り作業で終了。
7月8月は何かとお寺の行事が立て込んでいて、心配事相談もすぐに対応できずにいますが、どうかご容赦下さい。