goo blog サービス終了のお知らせ 

千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

天地人・・・行ってみたい城跡

2009年06月10日 | 地域
昨日は樺沢城跡に行って来ましたが、他にも訪れてみたい城跡があります。

そのひとつ、天神山城跡。
西蒲区の岩室温泉近くの山にそびえる250mほどの標高のようで、兼続の弟、大国実頼(幼名、与七)が城主をつとめた城跡です。

しか~し、『大和町史』によると浦佐城跡の城将、清水藤左衛門の嫡子で清水内蔵助が景勝により天正11年10月9日に天神山城将に命じられたと記されています。

反面、HPを参考にすると、天正10年に大国実頼が天神山城主になっていると公表されているので、その差は約1年です。「城主」と「城将」というのが違う立場なのかよく分かりませんが、上杉景勝の会津移封により大国実頼が最後の城主だと記されているので、はたして本当に清水内蔵助が天神山にいたのかどうか

けれど『大和町史』は専門家が資料を集め、分析した公的な記録ですから、清水内蔵助は何らかの形で天神山には関わっていた事は確実ではないかと思っています。
なので、浦佐出身の先人に縁があったところは妙に訪れてみたいと感じています。

行ってみなければ分かりませんが、天神山城跡も平山城だとのこと・・・、昨日の樺沢城跡を上がってみても感じましたが、普段から浦佐城跡を登っていると本当に足腰が強くなるはずです。

浦佐城跡で鍛え上げられた大関親憲や清水一族が各地で活躍したのも何か納得できるような・・・、地元ゆえに肩を入れすぎかもしれませんが。。。

本当に『天地人』のおかげで、たくさん勉強させていただいています。

樺沢城跡

2009年06月09日 | 地域


天地人でもおなじみの塩沢の龍澤寺・・・、たくさんのノボリ旗と大きな駐車場、仮設のトイレなどの整備がしっかりされ、大勢の観光客でにぎわっていました。

今日は午後からの予定がキャンセルされ、時間が空いたので以前から行こうと思っていて行けずにいた塩沢の樺沢城跡へ行ってみることにしました。



龍澤寺前の登り口から少し登ると、きれいに伐採されたスギの木を利用してフクロウが彫られていました。心を和ませてくれます。

また、伐採された杉の木のあとにはブナの木でしょうか?たくさん植樹されていました。

土塁や虎口、空堀など、いたるところに案内の標識が立てられ、しっかりと整備されているな・・・と感じました。



ここ樺沢城跡は保存会の皆さんが長い間、手入れ、整備を行い守ってきただけのことはあります。だからこそ、今こうやってしっかりとできるのでしょう。浦佐城跡も見習っていかなければいけない点だと思います。

登ってみて、最初の印象は「なんて楽に登れるんだ」でした。

浦佐城跡と標高はさほど変わらないのですが、傾斜がゆるく、ハイキング気分で気軽に行けたのにはビックリでした。だからでしょうか・・・浦佐城跡を登られる方の多くが「見た目以上にきつい山ですね」とお話します。

自分で登ってみて「納得」でした。
樺沢城跡に比べると、浦佐城跡は相当に傾斜がきついです。
浦佐城跡はまだ保存・整備が始まったばかりです。長い目でしっかりと、楽しみを忘れないでやっていきたいと、気持ちを新たにした日になりました。


地蔵清水

2009年06月07日 | 地域


浦佐の新町地区に湧き出す地蔵清水!
浦佐西山の森からの恵み・・・、水質、水量とも抜群です。



あまりに水量が多いので、隣には飲用に丁度いいように水量が調節されて流れています。

遠方からも水を汲みに来る方が大勢いらっしゃるそうです。キレイな水に恵まれることは大変貴重なことですよね!

私の知る限りでは浦佐の西山では、この地蔵清水が一番です。
他にも千手院には薬師清水が2箇所に引かれていますし、毘沙門堂裏山にも清水がでているところがありますが、ここももっと整備されて地元の人に知ってもらっても充分に良いところだと思います。地元でも知らない人は結構多いんじゃないかな???

他にも私が知らないだけで、もっと清水がでているところがあるかもしれません。
知っていらっしゃる方がありましたら是非教えて下さい。

山仕事

2009年06月06日 | Weblog

浦佐城・薬師様に咲いていた可憐な花・・・、名前は分かりません。よーく見ないと踏みつぶしてしまいそうな花でした。図鑑で調べてみようと思いますが、知っていらっしゃる方がありましたら是非ご教授下さい。

土曜日だというのに、今日はご法事も相談事もなく、そーとなれば浦佐城跡に行ってみよう・・・と、ノコギリに鎌を腰袋にかけて1日、山仕事を行いました。

1人なので効率は大変悪いのですが、1人でも行動しないよりは良いと思い、いざ・・・と参りましたが案の定・・・、1日の山仕事はきつかったです。

雪解け後のカタクリやイワカガミなど、多彩な花々が咲き誇る光景が私を山に駆り立てるのかもしれません。

今は手も足もプルプル状態。

しかし、いい汗をかきました。
今日も5,6人だったでしょうか・・・登っている方がありました。地元の大切な山々が良い姿になっていきますように!

お寺は高貴な存在?

2009年06月03日 | Weblog

「お寺は一般の人と違って高貴な存在なのでしょうか?」

先日、このような質問を受けました。
私は、「お寺は高貴な存在」だと思っています。ただし、一般の人と比べてとか、他との比較をしてということではありません。

先祖の冥福を祈り、現世を幸せに過ごせるように、また未来の子孫繁栄を願い、大勢の人々からの浄財で建立され、何百年と歴史を刻んできたのですから、お寺は「高貴」だと思います。

また、「敷居が高い」とも言われますが、程よい敷居の高さは必要だと思います。高すぎても困りますが、低すぎても価値が薄れると思います。

ただ、お寺と住職は別問題です。
確かにお寺は高貴だと思いますが、イコール住職が高貴だとは思いません。特に昭和に入ってからはお寺も世襲が普通になってきています。世襲はどうしてもどこか甘くなってしまいますよね。私もその一人なのですが・・・。
もちろん、中には高貴なご住職もたくさんいらっしゃることも事実です。

ご相談を受けていて、時には不動明王のように、厳しく言わなければいけない場面があります。最初の質問は、私が厳しく接した時に質問されたものです。

そして、厳しく接した時に返ってくる様子で、その人の今後が伺えることも事実です。千手院では星祭をすることで、年回りを観ることができますが、やはり大切なのは「心」です。どんなに年回りが良くても、心のあり方、考え方に歪みがあると年回りなどは無意味になります。

言った事が正しかったのか、そうでなかったのか・・・、いつも自身に問いかけながら対応していますが、厳しい事を言わなければいけなかった時・・・、不動明王の御前で座ります。高貴な住職を目指して!

いい話・・・。

2009年06月02日 | 御詠歌

久しぶりに感動の本に出会いました。
『明治人の姿』(小学館)櫻井よしこさんが書いたものです。

先日、ふと目に留まり買いました。
洗練され、教養の高い文化を江戸時代から明治にかけて引き継いできた日本、その人々の生活ぶり、心の在り方を紹介したり、現代の日本人が失いかけているものついて警鐘をならしたりしています。

そして、今の私の精神年齢の低さを痛感させられました。
身体だけは大人かもしれないが、心のレベルは昔の人の方がはるかにずば抜けている。戦中に特攻隊の青年が書いた手紙などを読んでも感じていたことですが、あらためて恥ずかしい気持ちにさせられました。

そんな感動を覚えながら、今晩はご詠歌の日。夜7時30分から栃尾から先生を迎えて楽しく過ごしました。

練習が終えてから、お茶を飲みながら話しをしていると、ある講員さんからTさんのお話しがでました。Tさんは千手院の御詠歌講が立ち上がる当初からズーッと代表を務めてくれ、皆さんをまとめてきてくれた人です。今は90歳近くになっていますが、痴呆のためにグループホームに入所しています。

ある講員さんが、そのTさんに面会に行ったのだそうです。
Tさんはその講員さんが誰かも覚えていませんし、家族さえも分からなくなっている状態のようですが、毎朝、般若心経だけはお経本も見ずに唱えるのだそうです。

それも、他の入所者、そこで働いている職員さんと一緒に唱えているそうです。
職員さんでさえもどこを唱えているか分からないのに、Tさんは一言一句を間違えずに唱え、間違っていると教えてくれる・・・、しかも、他の人達をとにかく「褒める」のだそうです。

元気なときは四国の八十八カ所、西国三十三番観音霊場などをまわり、信心の篤かったTさん・・・、何故でしょうか、そのお話を聞いてものすごく胸が熱くなりました。Tさん、素晴らしいです。


沖縄でコンサートがありますよ~。

2009年06月01日 | 行事・お祭り
6月に入りました。
お寺でも衣替えとなり、シースルーのような夏物の法衣になりました。冬物からすると本当に身軽です。

前にも書いたことがありますが、夏物の法衣は涼しそうに見えますが、意外と通気性が悪く、着物は重ね着をすることもあって夏場には本当に暑くなります。

さて話しは変わり、実は今月の23日に沖縄の浦添市で、地球の心 平和の祈り ピアノコンサートが開催されます。

そのひとつのパートに豊山派の聲明と太鼓が参加をすることになりました。
越後からも青年僧が参加予定で、私も事前にはそのつもりでしたが日程の変更などもあり、今回は参加できなくなってしまいました。

しかし、大変素晴らしい企画ですので興味のある方は是非ご覧になって欲しいです。