千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

冬の準備・・・

2016年11月21日 | Weblog
今年の心配事相談は終了させていただきましたが、日々、冬の準備に追われています。



今年は境内正面のもみじが本当にきれいで、もったいなくて雪囲いをしませんでしたが、そろそろ年貢の納め時・・・、まだまだ見ごろは終わっていませんが、枝を絞って囲いを行いました。このモミジも、今亡き、あのお檀家さんが寄付して植えてくださったものです。

以前、同じ場所には樹齢200年を超えるモミジがありましたが、原因不明で枯れてしまったのです。。。



天気の良い日に本堂屋根の一部に怪しい箇所があったので、点検と修理をしてもらいました。

千手院の本堂屋根はステンレスで葺いてあります。
ステンレス自体はまだ大丈夫のようですが、それをとめる下地の木々がかなり弱ってきているようです。

現在、雪国のお寺の屋根はほとんどがステンレスで葺いてあります。
同じ新潟でも雪があまり積もらない海岸部は瓦屋根ですが、豪雪地の山沿いではステンレスが一番です。本当は銅版葺きで緑青などがつくとお寺らしいのですが、屋根に積もった雪が屋根を滑り落ちるとその緑青を削り落としていきます。それを繰り返すとどんどんと材料が磨り減り、最後には穴が開いて水漏れをおこしてしまうんです。
屋根本来の耐久性を考えれば、今ある材料の中では、豪雪地はやはりステンレスなのでしょうね。もちろんステンレスは固いですから職人さんのうまい下手も顕著ですよ。



毎年恒例の門前区の消雪パイプの掃除と点検がありました。
写真は作業も終わったところですが、足元の付近からヒョンヒョンと水が出ているのが分かりますでしょうか?この消雪パイプとそこに流せる豊かな地下水があるおかげで私たちは生活できています。



そして普光寺さんの山男衆が山門(仁王門)の雪囲い作業中。
これを毎年行い、春には外すのですから、本当に頭が下がります。雪国の人間が粘り強いのも分かるような気がします。

今日は暖かく、絶好の外仕事日和・・・、恐れ入りますが、墓地のゴミ箱や境内の看板類などはほぼすべて片付けさせていただきました。お参りの方には申し訳ございませんがどうぞご容赦ください。