ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ボジョレー・ヌーヴォーが昨日解禁となりました。

まあ、お酒を飲まれない方、飲まれてもワインは別に、という方には

「ボジョレーだかジョボジョボだか知らんけど、なんだか、毎年うるさいなぁ・・・

くらいに思われているかもしれません。いえ、これはほんの1~2年前までの僕のことでした(笑)。

 

特に今年の春過ぎくらいからでしょうか、なんとなく日々のお酒としてワインを飲むようになって、安全ツアー中には、ホテルでも毎晩、ワインクーラーを借りて、部屋で優雅に、“コンビニで買った安ワイン”をちびちび飲む、というのが習慣になっておりました。

勿論、家の近所のスーパーなどでも、色々と豊富にありますので、一番安い方から見ていって、二番目に安いのと比べて、どっちかを買う、みたいなね(笑)。

 

でも、最近のワインは(←昔は知らないですが(笑))、安くても美味しいのが沢山ありまして、ワイン好きのミュージシャンなんかの話を伺っていても、皆さん「デイリーワイン(毎日飲むようなワイン)は1000円以下で探すなあ」などとおっしゃいます。安いところですと、400~500円でも美味しいのがありますし、こないだまで僕がとっても気に入っていたのは、一本350円でした(笑)。もうね、5本とか、まとめて買っちゃうの。で、キッチンに並べて「おー、すごい。めっちゃ豊かな生活だなー。贅沢したなー」なんてね(笑)。

 

そんな、決してワイン通とはいえないような生活をしていてもですね、それでも毎日飲んでると、ワインに愛着が沸くのですよ。もっと付き合いの長いグリーンラベルに対してなんて、もう、愛着を通り越して、愛情すら感じてますからね(笑)。

 

そんなわけで、今までは「なんだかなー」と細めた横目で見ていたボジョレー騒ぎでしたが、なんと今年は「お、新モノだね。じゃあ一本飲んどくか」みたいな。

 

今までは、飲む機会があっても「なんだ、薄っすいワインだなあ」と思っていた(口には出さない(笑))のに、今年は「おお、やっぱり新しいのは、フィレオフィッシュだねぇ」なんて。

・・・いや、フレッシュ、ですね(笑)。

 

昔、母がお茶屋(お茶の葉っぱを売るお店ね)をやっていた頃、新茶の売り出しを手伝ったのを思い出しました。前にも一度書いたのですが、学校から帰ると、エプロンして、お店の前に立ってね。小さなお茶碗に入れた新茶を、木のお盆にのせて、「新茶ですー。どうぞめしあがってみてくださいー」ってな感じで。

ボジョレー。つまり、要するに、これは新茶だ、と。

道行く買い物途中のおばさんたちが「あら、もう新茶出たの?じゃあちょっと頂いてみようかしら」って、僕の持ったお盆から飲んでいってくれて、「美味しいわね」って言ってくれた、あの子ども心にも、ワクワクする、新茶なのだ、と。

 

 

・・・ん。

 

じゃあ、なんでただで飲ませてくれないのかな(笑)。

 

ワイングラスを載せたお盆を持ったエプロンの少年は、どこかにいないのか

 

いませんよ

 

明日は久々に、あの元気な方に会ってきますよ

 

ではー。



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