京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

鳥ハム。

2016-01-06 09:11:15 | 妻!の料理

昨年後半、私の頭の中でブレイクしたのは、

芥川賞作家の羽田圭介さん。

生き方がとても面白いので、彼の言動が気になって仕方ないです。

 

とりあえず、買えそうな作品は買ってみて・・・

(新進作家さんなので、意外と本屋さんには並んでおらず、ネットで買ってますが・・・)

いろいろ書評はありますが、まあ、えげつないと評判で・・・

子供に勧められるのは「盗まれた顔」くらいで、あとは、えげつなすぎて映画化は無理だろう、というものか。

わりと淡々と読めるようになったのは、自分が精神的にバランスがとれてきたからなのか、所詮は読み込めてないからなのかは分かりませんが・・・

ベースにある物のとらえ方や時代感が自分に近いので、(年は一回り近く離れていますが)なるほどね、と思う場面も多く、

楽しく読ませて頂いています。

 

さて。

羽田さんが作りだめして毎日食べているという鳥ハムに興味がわき、

ネットで調べて作ってみました。

鶏肉好き、というわけでなく、効率よく筋肉をつけるための献立だそうですが。

これを一度に大量生産して、少しずつ解凍して、毎食食べていくのだそうです。

私は胸肉三枚でお試し。

塩コショーとバジルを刷り込んで半日置いたもの。

丸めて、ラップでぐるぐる巻き、飴玉のようにします。

想像していたように、なかなか丸まりません。

 年季の入ったまな板は、ノーコメントでね。

胸肉を巻いたものは、さらに全体を輪ゴムで巻いていきます。

で、これをお湯を沸騰させた中に入れ、10分くらい熱します。

心配していた輪ゴム・ラップは、鍋の温度ではいたみませんでした。

パサパサが嫌われがちな胸肉、旨みを逃がすことなく調理できます。

しかも、穏やかな加熱で肉が硬くなることもない!

簡単かつ優れた料理だと思います。

完成品は、加熱されたラップが硬くなって、メーカー品のハムのようになりました。

結着剤や添加物など使わず、ハムが作れるものか、と思っていましたが、

これはまさしくハムです。

薄切りすると、どうしても崩れますけどね。

半解凍状態で切れば、きれいに薄切りできるのではないでしょうか。

 塩コショーとバジルだけでも、なんとも複雑な味わいのハムが出来あがりました。

これほど、合理的で美味しい鳥料理はないかも。

あとは、いろんな、胸肉で試してみたいところです。

今回は、楽天で買った石川県産の鶏肉(冷凍物)でした。

家族が辟易するかもしてないけど、いろいろやってみたいと思います。


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