京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

すぐきの販売まもなく再開

2006-11-08 18:03:40 | お漬物の話
妻!に「そろそろ書きなさい」とやんわりながら、どこか険しい口調で催促されました。本日は若!です。「妻!」に対して「若!」と名乗ることをたった今決めました。この数行で決めました。「妻!」と打ち込んでいるときに決めました。

さて、先月末より収穫と漬け込みをしているすぐき。昨日、室から初めて出してみました。うちでこんなに早く漬け込むのは初めて、恐る恐る試食です。おっ、おぉっ、すぐきの味がします。旨い。まだ絞りが浅く、若干水気がありますが、ちゃんと酸っぱい、塩加減もちょうどいい。ちょっと醤油たらして、ご飯一膳、一気に食べてしました。

さてさて、話題のすぐきです。が…実は…不安があるのです。(京都の漬けもん屋さんみんな思うてはることでしょう)「丸すぐき」初めてのお客さんが多い中、みんな大丈夫やろか。そりゃ、発酵食品が体に良いって事で納得していただいてれば良いんやけど。
すぐきは旨い、旨いよ。若!は大好きです。でもね、九州や北海道に送ったら、「こんな腐ったもん食べるか」って怒られるんです。

皆様、発酵漬物ってどんなのかどれくらいご存知なのかな。小春の母さまは、生しばをお召し上がりいただいているので、ぜひともオススメですが、関東の方って一般的にどうなんですかね。

すぐき、漬け込みは原料と塩だけです。当然原菜の味と塩の味がします。ただ、控えめの塩で漬け込むことで、そこから発酵が起こり、乳酸菌の働きによって、PHが下がります。よって、低塩ながら酸度によって保存性が高まるわけです。塩分控えめで、かつ乳酸菌を取り入れられる。体に良いのは当たり前です。ですが、いわゆるダシ、旨みの調味料が含まれていません。天然だろうが、化学調味料だろうが、つまりアミノ酸です。材料の中になかったですね。

だから、そのままでは旨みが少ないので、しょうゆ、を加えるのがベストだと思います。しょうゆ、日本が誇る最高の調味料だと思います。なんてご飯との相性の良いこと。さらに好みで、おろししょうが、ごまを加えると一層おいしいですよ。

すぐきの召し上がり方は近々にHPにUPします。

今日はこのくらいにしときます。
妻!日記ファンの方々、失礼いたしやしたー。