京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

小連発

2006-11-11 16:13:28 | 妻!日記
 今日は雨。
 こどもたちをお出かけに連れて行く気にもならず、家でうだうだとしております。

 小連発。


1・美味しい蕎麦屋

 今日の京都新聞朝刊に、美味しい京都のそば処を紹介する新刊本の広告が出ていた。
 おいしいお蕎麦が食べたいです。
 まあ、めったに外でお蕎麦を食べることはないんですが・・・
 たまーに、食べまして、やっぱり期待が裏切られるのが怖くて、食べるのに臆病になってます。

 過去めぐり会ったお蕎麦が、あまりにも美味しかったんでしょうね。
 そばどころ。
 信州、越前、出雲もそうですな。
 蕎麦どころの蕎麦は、たいていどこで食べてもおいしいですね。
 
 越前。
 どこぞのサービスエリアで食べたお蕎麦も美味しかったぞ!

 信州。
 小諸で食べた蕎麦。麺が白いのにびっくり。

 富士山、忍野の里に行きまして。
 有名な湧き水の観光地のど真ん中にあった、お蕎麦屋さん。
 まあ、期待せずに、腹減ったし、ここでイッか、という感じで食べたお蕎麦。
 温麺だったんですが、美味しかったんですよー。
 やるなー。
 期待しなかったので、肉入りの蕎麦にしたんですが・・・
 おつゆも美味しいし、お蕎麦も味が良かったです。
 お店の人も感じが良くて。
 氷点下の中、(2月でしたし)心温まりました!

 私が、今、蕎麦に取り付かれている原因。
 約二年前、倉敷で食べたお蕎麦が、ほんとうに美味しかったんですー。
 忘れられません。
 ちょっと、観光地から離れた場所のお店だったんですけど。
 市の公会堂?の近くだったと思います。
 サラリーマンとかで賑わってました。

 正直、そのときは2泊3日の旅行の終盤だったので、満腹状態でして・・・
 もう帰り際だったんですけど、ちょっとでも、なんか腹に入れてから帰ろう、ということで。
 あまりお腹は空いてなかったんですけど、とりあえず、ということで、そこの蕎麦屋に入りました。
 いえ、正直食べたくなかったといっても過言ではなかった腹具合。
 付き合いで入ったようなもの。
 まあ、そばなら軽いし良いかという感じで。

 座敷に、子供用の?ネフスピール(木のおもちゃ)が置いてありました。
 そういうとこからして、ちょっと良い感じの店ではあったんですが。
 
 美味しかったんですよー。
 麺がプルプル、つやつや、透明で光ってました。
 私は胃がもたれていたのではなかったのか!
 それをも忘れて・・・
 食傷気味だったんで、一人前を、子供とわけわけして食べる予定だったんですけど。
 子供に取られて・・・
 うー、もう一人前欲しいところでした。
 天蕎麦、頼んだのですが、(てんぷらもイケてましたが)天ぷらいらん、蕎麦だけ食べたいです、もう一度。
 
 あんな、旨い蕎麦、交通費かかっても良いから、もう一度食べに行きたい。
 行こうかなー、まじで。
 近場で妥協してがっかりするくらいなら、倉敷まで行って満足できるほうが良いです。

 ああ、あの蕎麦に勝るとも劣らない、美味しいお蕎麦が食べたいです。
 

2・江波焼

 その昔、江波というところに住んでおりました。
 高校の3年間。
 広島市内のはずれ、海の近くの、牡蠣工場があるようなところです。
 
 すぐ目の前に、皿山という、こんもりとした山がありました。
 (たぶん、その昔は島だったんじゃないでしょうか。広島市は、太田川の、河口の砂が堆積してできた土地ですからね。)
 なぜ、皿山、という名前かというと。
 そんまんま、そう遠くない昔、江波焼という焼き物が作られている土地柄だったからでした。
 
 今は、そんなのの名残も何も無い、ただの郊外、住宅地ですが。
 昔は、その小山のふもとに、窯がいくつかあったそうで。

 その江波焼、もはや骨董品の部類。
 なぜだか、広島駅の新幹線口のお土産やさんに売ってありました。
 今もあるのかな?
 ないかもしれないなー。
 きっと、歴史を知らないと、誰も興味を持たないだろうし。

 私は、その話を、当時高校の担任だった、歴史の先生から聞きまして。
 ほしたら、駅に売ってあったし。
 ちょっと欲しーなーと思ってました。
 けど、やっぱり骨董品だから、ちょっと値が張る。
 うん千円したと思います。
 高校生の買うようなシロモノでもないし、お店のおばちゃんにびっくりされるわな。

 ちょっとは買ってもビックリされないような年頃になったし、買いに行きたいけど、もうあそこには売ってないかな。
 ちょっとノスタルジー。


3・その担任だった先生の「送る言葉」
 
 高校を卒業するとき。(式の日)
 担任の先生から、送る言葉がありました。
 新聞記事をコピーしたプリントを配って。
 
 「おまえら! 頭賢くなるから、納豆食えよ!」

 送る言葉です。
 ちゃかしではありません。
 きわめて大真面目に、おっしゃりました。

 「おまえら! タバコは吸うなよ!」

 タバコを吸わなかったら、一生で家一軒買えるそうで。
 そういう先生でした。
 先生、もとはヘビースモーカーだったそうで。
 でも、風邪で熱が出たときも吸ってたら、血を吐いたそうで、やめたと聞きました。



 以上、小連発でしたが、けっこう大連発・大玉3発になってしまいましたね。

 皆様からの、おいしいお蕎麦の情報、お待ちしています。
(一番ビンゴ!なのは、一乗寺・塩釜なんですが、まだ行ったこと無いです。
 いつも東大路通ってるけど、こないだ初めてお店発見しました。)


 (追記)
 あとから思い出したので、もうひとつ。

 担任の先生の愛用の黒い革かばん。
 自分の名前と住所が書いてありました。

 「日本国 広島県 広島市・・・」
 ちゃかしてるわけではありません。
 右にかたよってるわけでもなさそうです。
 たぶん、外国に行ったとき、困ると思われたのでしょう。
 
 あ、そうそう、先生、銀行に行くと、必ず両側びっちりガードマンがついてきて、「何か御用ですか?」と聞かれるそうです。
 「失礼よのう。」と行っておられました。
 すごく、好き嫌いのわかれる風貌です。