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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

当たりとはずれ

2007-08-27 21:56:29 | ●Weblog
 ビルボード・ライブでスティーリー・ダンを聴いた帰りに買ってきた防振ピン、今のところショート・ピンに比べると何の効能も浮かび上がらずガックリ。それにこれ、ズルい。普通のプリメイン・アンプの端子数は入力系が勝るわけで、何かしようとすると、手始めはショート・ピンになるはず。ウチではそれが効いたので、では次にと防振ピンに手を伸ばすと、単価が1.5倍、その割に見た目が貧相なうえ、効かない、ときては、これがオーディオの虎の穴というものか、と。どこかレゾチの危うさに近いものも感じた(写真の銀キャップがそれ)。が、まあいいやと快心させてくれたのが、待望の『サマータイム/ウィル・ブールウェア』のハイブリッド盤。中でも8曲目ブルースのエンディング、CD-Rではボナのエレベがミンチ状態だったのが、SACDでは振幅の峰がブリンと出てきて、バスドラとのかぶりが激減した。防振ピンを抜いても結果は一緒さ。もうひとつ、「昭和ジャズLegends」の『渡辺貞夫・アット・“ピット・イン”』、クラブの景色までついてくる感じに涙。ウチの箱庭的音場のスピーカーでも、情報量の圧倒的違いが分かるのが何より嬉しい。