勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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ガガーリン 世界を変えた108分 / Gagarin. Pervyy v kosmose

2014年12月23日 | 洋画(その他)
世界で初めて有人宇宙飛行を成功させたユーリイ・ガガーリンの生誕80周年記念の映画。ちなみにガガーリンは、大佐に昇進した後、地球帰還7年後の航空機飛行中の事故で死亡しています。

ロシア映画は初めて。もちろん言葉も判りません。フランス映画とか、ドイツ映画ならば、所々分かる言葉もあるんですが、その欠片もありません。強いて言えば、わかったのは“ハラーショ”位かな(苦笑)。

映画の作りの第一印象は、冒頭の絵の作りが「ハリウッド映画に似てる」でした。『アポロ13』よろしく、ロケット発射のシーンなど、アメリカ映画のようなカメラワークだと思いました。

ただ、アメリカ映画に似ていると思ったのもここくらいまで。ガガーリンが人類史上初めて宇宙飛行を行ったのは事実だとして、そこに至る過程とか、残された妻とか、なんかあまりにもうまく話が出来過ぎです(苦笑)。加えて、終盤ガガーリンの宇宙到達を知った市民が熱狂するところなどを見た時は「なんだこれは!プロパガンダ映画か?!」と思ったのは私だけではないはず。

その辺りの演出が口にあわない所を除けば、意外に見どころが多いです。その当時、人類が無重力下で生存できるか不明であったというのは驚きで、そんな中で宇宙飛行士になるのは、文字通り命がけだったんですね。もっとも、そこに至るまで、犬や猿で実験していたはずなので、哺乳類が無重力に対する耐性が無いと言う事はないのはわかっていたと思うんですけどね。まぁでも、残された家族は気が気じゃないですよね。

意外にロケット打ち上げや、宇宙空間でのボストークなどが、CGが中々上手いと思います。ロシアもCG技術が高いんですね。って言うか、ロシアだからCG技術が高い?・・・失礼しました。

タイトル ガガーリン 世界を変えた108分 / 原題 Gagarin. Pervyy v kosmose
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/ロシア
監督 パベル・パルホメンコ
出演 ヤロスラフ・ザルニン(ユーリイ・ガガーリン)、ミハイル・フィリポフ(セルゲイ・コロリョフ)、オルガ・イワノワ(バレンティナ・イワノワ)、ビクトール・プロスクリン(父)、ナジェジダ・マルキナ(母)

[2014/12/23]鑑賞・投稿


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