落葉松亭日記

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韓国一転「日本の世界文化遺産登録に協力」

2015年06月23日 | 政治・外交
従軍慰安婦問題や強制連行等々、嫌みタラタラを世界に発信する韓国が、一転して「日本の世界遺産登録に協力する」という。
「千年の恨み」がそうたやすく瓦解するものとは思えない。
裏になにか罠でもあるのではと懸念される。
記事に依れば条件付きで、韓国の被害者意識、上から目線は相変わらず異常。
韓国“急転”「世界遺産」登録に協力 背景に「無策」「外交的孤立」の世論  2015.06.22
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150622/frn1506221830013-n1.htm

写真:安倍首相と会談した韓国の尹炳世外相(左)。ついにすり寄るしかなくなったか=22日午前、首相官邸【拡大】

 日本と韓国が国交正常化を実現した日韓基本条約の締結から、22日で50年を迎えた。両国関係が悪化するなか、安倍晋三首相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は同日、官邸で会談した。これに先立ち、岸田文雄外相と尹氏は21日、外相会談を行い、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録について、韓国の推薦案件とともに、両国が登録に向けて協力することで一致した。慰安婦問題は先送りされた。外交的孤立や国内外の反発を恐れる朴槿恵(パク・クネ)政権としては、世界遺産問題では「完敗」を認めざるを得なかったようだ。

 「日韓は隣国であるが故にさまざまな問題、課題がある。だからこそ、お互いに胸襟を開いて話すことが重要だ」「私は朴大統領とともに、次なる半世紀に向けて、さらに関係を改善してきたい」

 安倍首相は22日午前、韓国の外相として4年ぶりに来日した尹氏との会談でこう語り、朴氏との日韓首脳会談を実現する意欲を示した。首相は同日午後、東京の韓国大使館が開く国交正常化記念行事に出席する。

 一方、韓国大統領府報道官は同日午前、朴氏が同日夕、ソウルの日本大使館が開く記念行事に出席し、「歴史問題の重い荷を下ろし、未来志向的な両国関係発展のために相互に協力していこう」などと祝辞を述べ、歴史問題の解決を促すことを明らかにした。

 注目された21日夕の日韓外相会談は夕食会を含めて約3時間に及んだ。まず、懸案の1つ、世界文化遺産登録問題が話し合われた。

 韓国側はこれまで、「戦時中に朝鮮人労働者が強制徴用された非人道的な施設が含まれている」と反発。尹氏や国会議員が世界遺産委員会のメンバー国を回るなどして、大々的な反対運動を展開していた。

 明治維新と戦時中では時代が大きく異なるが、日本側は歴史的な事実関係の範囲内で「徴用工」について明示すると説明。韓国も「百済の歴史地区」の世界文化登録を目指しており、岸田氏は会談後、「両案件が登録できるよう協力することで一致した」と語った。尹氏も「協議を通じて円満に解決するとの共通認識を持ち、緊密に話し合うことにした」と記者団に述べた。

 韓国が土壇場で折れた背景には、朴政権が置かれた厳しい立場がありそうだ。

 韓国メディアの多くは最近、安倍首相がインドネシアでのバンドン会議で2度目の日中首脳会談を実現させ、4月の訪米で日米同盟を強化させたことを受け、傍観するだけで孤立化しつつある韓国外交を厳しく批判していた。加えて、朴政権の経済政策や、MERS(中東呼吸器症候群)対策への批判も高まっており、日韓首脳会談の早期実施を求めていた。

 米国の存在もある。尹氏は先週初め、ワシントンを訪れ、ブリンケン米国務副長官やラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会談した。米国務省は「北東アジア地域の懸案も話し合った」としており、日韓関係の改善に向けて“圧力”をかけた可能性もある。

 峨山(アサン)政策研究院の世論調査では、「安倍首相による(戦後70年)談話が不十分な内容でも韓日首脳会談を開催すべきか」に、56・3%が「すべきだ」と回答した。尹氏の訪日は世論対策という側面もあった。

 ただ、最大の懸案である「慰安婦問題」は先送りとなった。

日韓関係筋によると、事前に行われた日韓の外務省局長級協議で、日本は韓国に対し、
(1)慰安婦を「性奴隷」と呼ぶことの中止
(2)ソウルの日本大使館前の慰安婦像の撤去
(3)他国での反日活動への韓国政府の関与停止
(4)慰安婦問題で合意を図る場合、両政府が問題を終結させると宣言し、韓国政府が民間団体に蒸し返しをさせないと保証する
-などを要求したという。

 これに対し、韓国は日本が法的責任を認めることを前提に、
(1)首相による韓国への謝罪
(2)駐韓日本大使による元慰安婦への謝罪
(3)政府出資による元慰安婦への金銭支給
-が問題解決の条件だとしている。

 決着の展望が見えないため、21日の日韓外相会談では、慰安婦問題については「外務省局長級で協議を継続していく」ことで一致した。

 韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「今回の尹氏来日で『どちらの言い分が通ったか』という視点で見れば、勝敗は明らか。日本外交の勝利だ」といい、続ける。
 「韓国は先日まで、『明治日本の産業革命遺産』の世界文化遺産登録に反対運動をしていたが、これを取り下げた。『慰安婦問題の解決が日韓首脳会談の条件』とも言っていたが、ウヤムヤになった。韓国は、国内向けには違ったニュアンスの発表(=朝鮮人強制徴用の反映に事実上合意した)をしているようだが、日本側としては『大きな心で受け止める』ということだろう。朴政権としては国内外とも手詰まりの中で、『日韓首脳会談への道筋をつくった』という光明を見つけ、万々歳ではないか。尹氏もこれで帰国できる。ただ、慰安婦問題での攻撃は今後も続くだろう。日本は覚悟して対応すべきだ」

韓国の真意を測りかねる自治体・・・
されど遺産登録はやりたし
韓国側の“条件付き”協力に自治体困惑 「外交問題、自治体でできることはない」 2015.6.23 05:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230002-n1.html

 「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録阻止を訴えてきた韓国が、日韓外相会談で一転して協力する方針を示したことに、関係自治体からは「一歩前進した」との声が上がった。ただ、朝鮮半島出身者が働いていたことなどを明示することに対し、韓国側が指摘する7施設を抱える自治体は「外交問題になっている」と困惑している。

 「軍艦島」として知られる端島炭坑などがある長崎市の担当者は、「登録に向けて一歩前進した。懸念材料がなくなり、地元は登録に向けてさらに盛り上がるだろう」と話す。

 ただ、韓国側の主張を一部反映させることに担当者の口は重い。「報道を見ているだけで政府からの情報は何もない。外交問題なので自治体としてできることはない。国にお任せするだけ」と漏らす。韓国の市民団体が今月初め、朝鮮半島出身者に対する慰霊祭を行うために軍艦島への上陸を試みたことで、市民から非難の電話が市役所などに多数寄せられた経緯もあり、今後の進展を注視する。

 三池炭鉱・三池港がある福岡県大牟田市と熊本県荒尾市。大牟田市の担当者は「(各自治体が)統一した見解で進める必要がある」と話す。荒尾市の担当者は「これまでもこれからも、国の指導のもとで進めていくだけ」と話す。

 官営八幡製鉄所がある北九州市の担当者は、「国から情報が来ていないので対応はこれから。政府には幅広い理解を得られるように進めてもらえると思う」と前向きに捉える。

 産業革命遺産を管理するある民間会社幹部は「1企業としてできることはやっており、国の方針に任せてきた。そこに口を出されるのは悔しい。韓国は遺産登録に反対だったのになぜ、今になって登録に協力的になったのか。韓国に譲歩はしたくないが、遺産登録の機会を棒に振るわけにもいかないし…」と、韓国側の真意を測りかねていた。

 韓国側の指摘とは直接関係のない自治体は一様に安堵(あんど)している。静岡県伊豆の国市世界遺産推進課の秋山貴宏係長は「海外の方にも韮山反射炉の存在を知ってもらえるよう、さらにPRしていく」と意気込む。橋野鉄鉱山・高炉跡がある岩手県釜石市の「釜石観光ボランティアガイド会夢ふれあい隊」事務局長の工藤利明さん(73)は「『ますます忙しくなるぞ』とガイド一同、やる気は十分」と気持ちを新たにした。

韓国難癖に違和感「被害ばかり強調」 「『朝鮮の人』への差別なかった…」 89歳元炭鉱社員が証言
【活気あった炭鉱物語】2015.6.21 11:30更新
http://www.sankei.com/life/news/150621/lif1506210035-n1.html

朝鮮半島関係者が証言 強制でなく「職探しも」
【活気あった炭鉱物語】2015.6.21 11:40更新
http://www.sankei.com/life/news/150621/lif1506210037-n1.html