落葉松亭日記

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村山/河野談話・反省無し

2015年06月10日 | 政治・外交
村山富市元首相(1924生)、河野洋平元衆院議長(1937生)がそろって記者会見し安倍首相の戦後70年談話に注文を付けた。
村山氏は社会党、河野氏は自民党と相対する立場の筈だが、そろって記者会見するのは、何らかの意図があると見える。
記者席には中韓のメディアもいたという。中韓にとってはまだまだ賞味期限内なのだろう。
従軍慰安婦問題で朝日新聞は謝罪したが、村山・河野談話のご本人は反省もなく意気軒昂。
朝日新聞のように営業しているわけでなし、食うに困らない。
政治生命をかけてきたのだから、当たり前かも知れない。
脳内に反省する余地はなく、もし反省するとすれば精神に異常を来した時かも。
村山、河野両氏が対談 互いの談話たたえ合う 反省示さず
【歴史戦】2015.6.9 20:52
http://www.sankei.com/politics/news/150609/plt1506090040-n1.html

写真:対談する河野洋平元衆院議長(左)と村山富市元首相=9日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)

 村山富市元首相と河野洋平元官房長官が9日、東京都千代田区の日本記者クラブで対談した。対談で両氏は、日本の「植民地支配と侵略」を謝罪した「村山談話」(平成7年)と、証拠資料も信頼に足る証言もないまま慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」(5年)について互いにたたえ合った。さらに「河野談話発表後、日韓関係は前進していたのに現政権が寝た子(韓国)を起こした」(村山氏)などと安倍晋三首相を批判した。

 約300人の報道陣が詰めかけた会場には、中韓の主要メディアの姿もあった。村山談話について、河野氏は「村山氏のリーダーシップで作られた、バランスのとれた立派な談話だ」と持ち上げた。

 これを受け、村山氏も「(慰安婦の)事実を明らかにし、韓国に謝罪したのは河野談話が初めて。日韓和解の起点を作った歴史的な文書だ」と絶賛。河野談話については昨年6月の政府の検証報告書で信頼に足る証言がないことが明らかになっているが、村山氏は「調査には限界がある。問題にする必要はない」とかばった。

 村山氏はまた「安倍晋三政権が河野談話を見直さなければこんな問題にならずに済んだ。なぜ蒸し返すのか不思議でならない」と主張し、河野氏は「日韓関係は非常にスムーズに進んでいたのに、ここ数年で残念な状況になった」と述べた。

 両氏は互いの業績をほめ合ったが、村山、河野両談話が出た後も、中韓は歴史問題を提起し続けているのが実態だ。一方、両氏は韓国の李明博(イ・ミョンバク)前大統領による竹島(島根県隠岐の島町)上陸や、中国の海洋における膨張政策などの日韓、日中関係悪化の要因には何も言及しなかった。

 両氏はまた、安倍首相が今夏に発表する戦後70年談話にも言及。村山氏は「村山談話を継承すると談話の中に明記し、国際社会の誤解を解消することが大事だ」と強調した。

 河野氏の矛先は慰安婦問題に関する報道にも向けられた。

 「ジャーナリストの仕事は真実を追究することだ。細かい点をもって事実を認めなかったり、『他国もやっていた』という言い方をしたりすることが、どれだけ日本の名誉を傷つけているか。私は怒っている」

 だが、河野談話発表時の記者会見で、談話の趣旨も政府調査の結果も踏み越えて強制連行を認める発言をした自身への反省は示さなかった。 (田中一世)


「植民地支配」「おわび」明示を=70年談話で村山・河野氏 06月09日 19:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-150609X652.html

 村山富市元首相と河野洋平元衆院議長は9日、日本記者クラブでそろって記者会見し、安倍晋三首相が今夏発表する戦後70年談話について、「植民地支配と侵略」「心からのおわび」を盛り込んだ戦後50年の村山談話などを継承する姿勢を明確にするよう求めた。

 村山氏は「(首相は)村山談話を継承すると言っているが、それなら談話に素直にはっきり明示した方がいいのではないか」と強調。河野氏も「歴代内閣が継承してきた談話から、誰が見ても『後退だ』と思われるような談話を出してはいけない」と述べ、首相にくぎを刺した。

 河野氏はまた、「70年目だからといって談話を出す必要があるのか」とも語り、談話自体の必要性に疑問を呈した。