中山晋平記念館

熱海梅園の増殖の話は、前もしたが、もう一つ、中山晋平記念館というのがあった。明治20年に生まれ、昭和27年に亡くなられた方なので、同じ時期に生きたことはないのだが、東京音頭や、シャボン玉や、アメフリで、歌はよく知っている。
東京中野から熱海に移住されたとのことで、熱海節も作っている。この別荘は、昭和10年に建築され、平成3年に、熱海梅園に移築されたとのこと。生誕の地である長野県には、本格的な、中山晋平記念館があるようだ。
愛用の品々や、ピアノ（写真）なども展示されており、落ち着いた和風建築の家で、のんびり見学できる。作られた曲の一覧が展示されているが（すごい数）、戦時中は、時局を支持した歌も作られていたようだ（シンガポール陥落を祝する歌もあった）。芸術も、政治と無縁ではなかった当時を思うと、今は本当にいい世の中だなとは思う。