かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

人事の古代史

2020年07月23日 | Books

今日から、4連休。
本当は、オリンピックが始まるはずだったが、それどころではない。
ゴルフの予定が入っていたが、雨でキャンセル。
暗いニュースも多く、踏んだり蹴ったり?


 
古代史ブームとは言え、次から次へと、いろんな本が出るものだ。

律令国家の成立から平安時代までを、人事という切り口から説明をしてくれる。
古代史によく出てくる話は、半分以下で、知らない話や、木簡の分析から、新たにわかってきた話など、エピソード付きで、紹介してくれる。

まだ、産業もそうない中、位があっても、ポストがない人は、多かったようで、散位と呼ぶそうだ。
それでも、勤務は、必要で、写経事業などに、駆り出されたという。
犯罪を犯した場合も、位が上だと、罪が減ぜられたり(今も?)、金で減ぜられたりしたそうだ。
権(ごん)という名もよく聞くが、仮の位ということだそうで。
奥州藤原氏も散位と名乗っていたそうで、まだまた知らない話が沢山載っている。
人事評価の仕組みは、意外と今と似ていて、勤務態度と成果の二本立て。
人間社会とは、あまり変わらないものだ。

総じていえるのは、位に執着する心は、千年以上前も今も、根っこのところは変わらないということ。
それがあるから、上への忠誠心も維持されるし、それが、モチベーションにもなる。
そして、裏切られた時、それが虚しいものと知る。

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