さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

最近の現場は、、、

2022-03-03 11:34:44 | その他
晴天時の日中は暖かく、春になって来たな、と思う今日この頃です。

貝類生産では剥離作業もひと段落して、落ち着いた日常業務を行っています。


こちらではアワビに餌をあげているようです。


餌は塩蔵ワカメを戻したもの。

ワカメといえば、
いま神奈川県内では養殖ワカメ・天然ワカメの収穫最盛期。
今年は収量も多そうで、浜は賑わっています。
この時期しか味わえない生ワカメのしゃぶしゃぶは、
お湯に入れた時に茶色から鮮やかな黄緑色への変化と
シャキシャキの歯ごたえが感動的です。
生ワカメが入手可能な方は是非お試しください。


脱線しましたが、ワカメを与えられたアワビたち。
職員がシェルターの下に丁寧に入れ込んでくれたので、
水流に流されず食べやすくなっています。


こちらは屋外の大きな水槽にナンノクロロプシスという植物プランクトンが入っています。


そのプランクトンを餌料に、シオミズツボワムシを培養しています。
このワムシは、来月から始まるマダイの初期餌料です。


近いうちにこの培養池で大量培養が始まります。


そしてマダイが収容される円形水槽も、準備が進んでいます。
年度が明けたらマダイの生産が始まります。

その頃にはだいぶ暖かくなっているだろうな、と思うと待ち遠しいです。
コメント
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