さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

ワムシ供給

2011-04-26 16:34:21 | 魚類生産
マダイ仔魚には餌料としてワムシを与えています。



栄養添加されたワムシを、濾し取ります。




こんな感じで灰汁のような油がでるので、
手網で取り除いたり、ゆすって洗ったりします。




きれいになったら、さらに不純物を取り除くべく、
網で濾します。



そして自動給餌機のもとへ。




5つの円形水槽に、約17億匹のワムシが供給されていきます。




それぞれの水槽にパイプで送られ・・・




ホースを経由して出てきます。


水槽内が緑色なのは、ワムシの餌として入れている微細藻類の色です。
(ワムシの培養については、また今度)



一連の作業が終わると、次回の準備です。




既に計量されてスタンバイしている翌朝用のワムシを、まずは濾し取ります。

そして、奥にある栄養添加された水槽へ移して、
ワムシに栄養をつけます。

ワムシ自体の栄養だけでは仔魚が十分育たないので、
薬のカプセルのようにワムシに栄養分を食べさせて(栄養強化といいます)
から、仔魚に与えます。




濾し取ったワムシはバケツでパンライト(透明な水槽)に入れます。




以上、仲良しコンビの共同作業でした!
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マダイ仔魚

2011-04-26 13:32:43 | 魚類生産
週末に孵化したようです。



時計皿に水と一緒に入れて、顕微鏡越しに撮影しているため
大変見づらい画像で申し訳ないです。





真上からだとこんな感じ。


すでに開口して、ワムシを食べているようです。



口をパクパクしていたので、頭部アップで撮ってみました。

これは口を閉じているところです。




これは開いています。


お腹の中には、しっかりとワムシが入っています。



顕微鏡の横に、試験飼育中のヒラメ仔魚がいたので、
そちらも撮ってみました。(口は開いています)



マコガレイの成長と、どう違うのか、こちらも注目です。
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