さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

サザエの成長

2010-09-21 11:33:10 | 貝類生産
貝類つながりでもう一つ。

今年の夏は、貝類の採卵に難航しました。

巷では夏に釣れる魚がまだ釣れている、ということもあり、
海の環境が例年と違うのも原因なのでしょうか。

担当者は連日“朝から採卵し、失敗すると翌日再チャレンジ”を繰り返していました。

そんな努力の甲斐あって、採卵されたサザエはすくすく成長中です。




板の上の白い粒が仔貝です。


拡大すると・・・



ちゃんと巻貝の形になっています。

大きさは1mmくらいでしょうか。

本当に小さいです。


これが1年も経つと




白いサザエになります。


人工飼育されたサザエはなぜか白くなります。

放流後に成長した分の殻は天然の色になりますが、てっぺんの部分は白いままです。

よって、放流個体か否かは殻の先端部分を見ることで判別できます。


話が脇道に逸れましたが、今年採卵した種苗も無事に放流サイズまで育って欲しいものです。
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池掃除

2010-09-21 11:27:16 | 貝類生産
協会では、水槽のことを“池”と呼びます。

今日は朝から貝類飼育水槽の池掃除です。



水槽の水を抜き、ホースからの水圧で水槽内の残渣を流してきれいにします。




ちなみにこの水槽には去年採卵したクロアワビでした。
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マダイ放流イベント ~横浜ベイサイドマリーナ~

2010-09-21 09:06:05 | 放流、イベント
9月18日(土)、横浜ベイサイドマリーナでマダイの稚魚放流を行いました。



かなり大きく育ったマダイたち。 スタッフの顔も満足げ(?)


今回は、マリーナが横浜市民を対象に海に親しむ機会と海洋環境保全の大切さを
訴えるプログラムとして通年実施している「海の学校」の一環で、
親子で稚魚放流を行い、水産資源や海洋環境保全について学ぶものです。

まずは室内でガイダンスと、協会職員から東京湾の水産資源と栽培漁業についての
レクチャーを受けた後、マリーナの桟橋へ。




小型ヨットやクルーザー用のバースで一列に並んで・・・





一斉に放流です!






桟橋での放流だけではありません。

横浜ベイサイドマリーナフィッシュングクラブの協力で
クルーザーに乗り、沖合放流も行い、全部で2500尾のマダイを放流しました。

秋晴れの空の下、楽しい稚魚放流イベントとなりました。
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