仁徳天皇:煙立つ民のかまどは賑ひにけり (ミネルヴァ日本評伝選) | |
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2月に大阪出張のついでに、以前から一目見てみたかった堺市の「仁徳天皇稜」に寄った。その時の話である。面積は世界一、エジプトのクフ王ピラミッド、秦の始皇帝陵と並んで、世界の三大墓と呼ばれている。その割には、まだ世界遺産じゃない。暫定世界遺産リスト止まりだ。実にもったいない。世界の三大・・となれば、観光の目玉になる。
百舌鳥駅の案内板
JR百舌鳥駅を降りて、歩道橋から古墳を見る。しかし、森が見えるだけで、何だかわからない。そして、陵墓の正門に行く。ここも大きすぎて、山が見えるだけで、前方後円墳とはわからない。お掘が見える。御陵の一部とわかるが、前方後円墳とは思えない。
百舌鳥駅の歩道橋から仁徳天皇稜を見る
仁徳天皇陵の入口
仁徳天皇稜のお濠
日本の世界遺産候補暫定リストは2015年1月現在、次の通り。この古墳、世界遺産検定には出題されるかもしれないね。
- 北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群 – (北海道、青森、岩手、秋田)
- 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群ー(新潟)
- 国立西洋美術館本館 – (ル・コルビュジエの建築と都市計画の一部として) – (東京)
- 武家の古都・鎌倉ー(神奈川)
- 彦根城 – (滋賀)
- 百舌鳥・古市古墳群 – (大阪)
- 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 – (奈良)
- 宗像・沖ノ島と関連遺産群 – (福岡)
- 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 – (長崎)
仁徳天皇稜は現在、大仙稜古墳と呼ぶそうだ。正門の前にボランティアに方がいた。その方に聞くと、古墳のすぐそばにタワーを建てる計画があるそうだ。これならよく見えるだろう。その時にはまた来よう。