気象予報士の学習シリーズその3は、降水過程、雨の降り方だ。暖かい雨と冷たい雨がある。昔の学習ではよく覚えていなかったとこだ。以前は何となくだったが、読み返すとなるほど。雨は熱帯地方で降る「暖かい雨」と、中緯度以上で降る「冷たい雨」がある。両者は成り立ちが全く違う。
暖かい雨は、強い上昇気流で、過飽和状態のとき、エーロゾルを含む凝結核が凝結し、雲粒ができる。
(図は一般気象学から、曲線より上は、雲粒が成長し、下では縮小する)相対湿度(過飽和度)が高いと、半径の小さい水滴、過飽和度が0%でも半径の大きい水滴ができる)
粒が小さいほど、雲粒は成長が早く、そして過飽和度合いが少なくても成長する。雨粒がある程度大きくなると、大きな雨粒はスピードが速く、小さな水滴を併合する。
(一般気象学より、水蒸気の凝結過程と水滴の併合過程の違い、水蒸気の凝結過程は、成長が徐々に鈍くなり、水滴の平衡過程では、成長は徐々に加速する)
もう一つの冷たい雨。こちらは、氷点下ー20℃ほどでは、氷晶と過冷却水滴が混在、氷の飽和蒸気圧が過冷却水滴より小さいため、氷晶だけが成長し、降水の過程で、氷が解けて冷たい雨となる。ということは、日本の雨は、ほとんどが氷が解けて雨になっているということか。
もう一つ、雪の結晶。気温が-10℃と-30℃当たりは角柱、-20℃付近では、角板となり、さらに水蒸気密度が高いと、樹枝状の結晶になる。これ知らなかったな。
あとは、あられとひょうの違い(ひょうは直径5mm以上)、霧ともや(もやは視程1km以上)、霧は5種類、特に覚えにくいのは、蒸気霧と移流霧(蒸気霧は、暖かい海面に冷たい空気、ジダンカイ(蒸・暖・海)と覚えた。これは昔から覚えている。フランスのサッカー選手でジダンっていたが、これで覚えている)
今日はだいぶ専門的な内容だった、このくらいで・・