資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

「移民で読み解く世界史」を読んで

2020年05月17日 | 読書感想

  「移民で読み解く世界史」を読む。著者はあの予備校河合塾の講師の方だ。世界の歴史は、地球の温暖化と寒冷化が繰り返し、その度に大量の移民が発生し、その移民が新しい国、文化を作り出し、世界史が変わる。この繰り返しだ。

 新しい国、文化を作り出し、と書いたが、例外もある。基本これは、戦争だ。私は歴史の本を読むたびに、人間とは何でこんなに戦争が好きなんだろうと思ってしまう、それほど歴史とは、「戦争の歴史」だ。アメリカインディアンなど人の好い民族はひとたまりもなく滅亡してしまう。日本もお人よしだが、海に囲まれていて幸運なだけだ。

 交通手段が発達し、情報もふんだんに行きかうようになると、移民はどんどん増えていく。企業の短期的な課題、「働き手不足」をきっけかにこれから移民は増えていくだろう。かつてヨーロッパのある方の言、「欧州は労働力不足で、労働力を受け入れた、しかし来たのは、人間だった」という言葉を思い出した。

 本書にも書かれているが、移民受け入策は「禁断の果実」。人口減少を前提とした社会を作っていくことが必要と実感する。今はまだ政府は「移民」には踏み込んでいない。「出稼ぎ」を受け入れてるだけだが、そのうち移民論議が活発になるだろう。新型コロナにように、出稼ぎだけだって、日本中大騒ぎしている。移民になるとどうなることやら。私は移民に反対だ。お人よしの民族は滅亡する、歴史が証明している。

 蛇足だが覚えたことを一つ。万世一系は、世界で日本だけだと思っていたが、実は最近まで、「エチオピア」も万世一系だったそうだ。それが1970年代に革命が起きて変わってしまった。現在は、2000年以上同じ王朝が続いているのは、日本だけになってしまった。これ、知らなかった知識です。

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