この科目は2冊、「湘南ベルマーレ2016フロントの戦い たのしめてるか」と「監督・曹貴哉の指導論選手を伸ばす30エピソード」だ。なんで湘南ベルマーレなんだ、と思ったが、読んでいるうちに納得。産業能率大学は、湘南ベルマーレのスポンサーになってる。
湘南ベルマーレは、J1で唯一責任企業(親企業?)を持たない球団だそうだ。以前は、フジタ工業が責任企業だったが、撤退してしまった。そこで営業は数多くの企業などに声をかけ、株主360人、オフィシャルクラブパートナー119社(2016年現在)など、数多くの応援を頂いて運営してる。
面白いことが書かれている。ベルマーレの営業が、ある企業に行った。その企業はBtoBの企業で一般のお客さんには広告などはあまり必要ない。その企業さんでは、新人研修をやっていて、コンサルタントタントに頼んでるが、莫大なお金がかかる、しかしあまり効果が感じられない。(これ、私も新人研修をやっているが、耳が痛い)オタクで何かできませんか?と言われた。
そこで、営業は、スタジアムのチケットもぎりや、スタジアムのイベント受付の仕事を研修でやるのはどうかと提案した。サッカーのチームが、お客様企業の問題解決を提案する、というユニークなものだ。
もう一つ、産業能率大学で、この湘南ベルマーレの組織づくりや人づくりの講座をやっている(今回私が受けている講座だ)がこれは、湘南ベルマーレと産能大が提携して開催しているものだ。ただし残念なのは、以前、この講座は、実際に湘南ベルマーレの試合を会場で観戦して、講座を受ける仕組みだったそうだ。私が申し込んだ時には、もうこの制度はなくなっていた。残念。
テキストの内容は、「たのしめてるか」は湘南ベルマーレのチーム、フロントのかなり細かなところまで書かれている。「監督・曹貴哉」の方は、監督の考え選手とのやり取りなど、こちらもかなり細かい。正直、細かすぎてあんまり興味が持てない。
私はサッカーは、特別好きでもなく、まあ人並みに見る程度。JリーグはFC東京をスタジアムで数回観た程度だ。若い頃、サッカー4級公認審判員という資格を取ったこともある。この講習では、合格者にホンモノのレッドカードとイエローカード、審判のワッペンを貰った。私がかつてテレビ出演(NHKのクールジャパン)した時には、司会の鴻上尚史氏が、これを説明していた。
この科目のリポートは、マークシート。該当箇所をテキストで調べて、正誤を判断すればいいから、記述式に比べて比較的楽だ。テキストのどこに書いているか、ページをペラペラめくって探すのが一番大変だ。