産能大の学習、12冊目。引き籠り生活で学習が進む。ここのところ、歴史上の人物に学ぶのを続けている。前冊は三国志だったが、今回は「幕末リーダーに学ぶリーダーシップ」である。産能大の出版だが、Amazonにはなさそうだ。
坂本龍馬のビジョナリー型リーダーシップ、西郷隆盛の人情型リーダーシップ、大久保利通の管理型リーダーシップ、そして勝海舟の指南型リーダーシップだ。ついでに時代に合わなかったリーダーたちというコーナーもあり、徳川慶喜、新選組、松平容保が登場する。
一番、おお、と思ったのは、時代に合わなかった方の新選組。「集団凝縮性の功罪」というキーワード。新選組の結束力は、テレビドラマなどに見るようにすさまじい。集団凝縮性が高いと、パフォーマンスも高くなる。一方、これが逆に作用するときもある。思考が内向きになったり、もう不要な組織なのに組織維持に走ってしまう。
私もサラリーマン時代に、これはおかしいなと感じたことが二、三度ある。この「集団凝縮性」を感じた。企業内労働組合と体育文化活動、それに運動会、体育文化活動は主に職場のスポーツ大会、運動会は全社一堂に会し大規模なものだった。労働組合以外はもう廃止されてしまったが。
ここ最近の情勢で、これを感じる。「財務省」だ。日本政府はお金は、インフレ率が高まらない限り、印刷していくらでも発行できる。無から有を作り出せる唯一の機関だ。家計や企業、地方自治体などはそれはできない。にせ冊になってしまうからね。それはかたくなに拒否している。なぜか、集団凝縮性がひどいからだ。財務省では税率を上げると、出世する。それがこの役所のDNAになってるそうだ。従って、国民の幸せより、省益を優先する。
国民が死ぬ思いをしているが、財政のプライマリーバランス黒字化を優先する。どうしようもない組織だ。その方が出世できるからだという。大変な集団凝縮性だ。話は変わるが、このプライマリーバランスを打ち破るため、自民党の若手が100兆円の経済対策を打ち出した。ユーチューブはここです。これ実現するといいね。
そして、科目の最後のリポート。この科目は、リポートが記述式だ。4人のリーダーについて100文字以上で特徴を書く。そんな問題が2問。合計1,000文字近く書かないといけない、大変だ。科目選択、間違ったかな。