12月の下旬、午後8時頃に木星が南中し、とても観察しやすい時期となっています。
周囲の星たちに比べて圧倒的に明るい(-2.7等)ので、すぐに見つけることができます。
木星(Jupiter)は太陽系で最も大きな惑星です。約12年で太陽の周りを回り、自分自身
は約10時間で1回転します。大きさ(直径)は地球の約11倍、重さ(質量)は約318倍
もあり、木星以外の太陽系にある全ての惑星を合わせた重さの2.5倍にもなります。主に
水素でできた分厚い大気を持ち、周囲にはたくさんの衛星や環を持つことも確認されて
います。
望遠鏡では表面の縞模様が見えるほか、大赤斑(red spot)という地球2個分もの大気の
渦(台風のようなもの)が確認できます。また、周囲にはガリレオ衛星と呼ばれる4つの
衛星などを見ることができます(環は見えません)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/59/ef8fa00fa4f9b97557395ca7815cc341.jpg)
木星の写真
冬の間、晴れた日にかま天に来ていただければ、ご自分の目で木星の姿を確認していただ
けると思いますので、ぜひお越しください。