木星の衛星であるエウロパの表面に塩化ナトリウムの存在が確認されました。
これまでは探査機などで赤外線を使って調査を進めることが多かったの
ですが、今回は地上の望遠鏡や宇宙望遠鏡による可視光観測によって、
判明した成果です。
もともとエウロパの表面を覆う厚い氷の下には海があると考えられており、
この塩は地下にある海に由来する可能性があります。ということは、海底
に熱水噴出孔などの熱源が存在し、生命を育む環境が整っている可能性も
考えられます。
さらなる詳しい研究が楽しみです。
探査機「ガリレオ」が撮影したエウロパ。自然な色を再現したもの(左)と色の違いを強調したもの(右)。
黄色の部分が塩化ナトリウムがあるところ。(画像:NASA/JPL/University of Arizona)
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