呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

星空散歩(2)

2018-04-19 13:21:02 | 星空の楽しみ方

星空を見る時に最初にすることは「方角を確認する」ことです。

星を使って、方角を知るには“北極星(Polaris)”という名前の星を
見つければOKです。他の星は時間が経つと東から西へと動いていき
ますが、この北極星だけは1年中昼も夜も北の空にあって動きません。

ところが、北極星は1つの星ですから、たくさんの星の中から1つだけ
を見極めるというのはとても難しいです。ですから、北極星を見つける
ための目印が空にはあります。

目印は2つあって、1つは北斗七星、もう1つはカシオペヤ座です。
なぜ、2つもあるのかと言うと、季節や時間帯によってはどちらかが
山の向こうに沈んでいるなどして、見えないことがあるからです。

春から夏にかけては北斗七星、秋から冬にかけてはカシオペヤ座を使う
のが便利なので、今回は‟北斗七星(Big Dipper)”を使った北極星の
見つけ方をご紹介します。

北斗七星はおおぐま座のちょうど尻尾の部分にあたり、スプーンの形に
星が並んでいます(北斗七星とは「北にあるひしゃくの形をした七つの星」
という意味です)。

下の図のような星の並びを探し、スプーンの柄とは反対側にある2つの星
(指極星と言います)を結びます。その線をスプーンの表側に向かって
延ばしていくと1つの星にぶつかります。これが北極星です。



北斗七星を使った北極星の見つけ方



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木星の台風 | トップ | 4月こと座流星群(2018) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

星空の楽しみ方」カテゴリの最新記事