肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つ
です。これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。
水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。
そして、6月16日(木)に水星が西方最大離角を迎えます。
この前後数日間ほどが明け方に水星を見るチャンスです。
それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。
午前4時~4時30分頃に東北東の空、高度5°~10°ほどのところを探して
みましょう。太陽が昇る前であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。
また、東から南にかけて、水星、金星、天王星、火星、木星、海王星、土星と
太陽系にある全惑星(地球以外)が空に並んでいるので、この機会に全惑星の
観察にもチャレンジしてみてください。期間によっては月も見ることができます。
ただし、天王星と海王星は肉眼では確認できません。
なかなか見つけづらいと思いますが、水星を自分の目で確認したことがある人は、
そう多くはないと思いますので、ぜひ、この機会に探してみてください。
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