季節の星座を見つけるコツは?
それは目印を覚えることです。
季節ごとに1つずつ目印があるので、それを見つけて、そこから辿っていけば、
他の星座たちを見つけていくことができます。
秋の星座を見つけるための目印は「秋の大四辺形(ペガススの四辺形)」です。
春、夏、冬は三角形ですが、秋だけは四角形なのです。
秋の夜8時頃、頭の真上あたりに、綺麗な四角形が見えます。四角形を作っている
どの星も1等星ではないですが、とても分かりやすい星の並びです。
この四角形はペガスス座のちょうど体の部分にあたります。4つの星のうち1つだけは
ペガスス座の星ではなく、アンドロメダ座の星です。ここがアンドロメダ姫のちょうど
頭の部分にあたります。
では、秋の大四辺形を使って他の星座たちを探してみましょう。四辺形の東側の辺を
南に延ばしていくと1つ明るい星にぶつかります。この白い星はみなみのうお座に
あるフォーマルハウトという1等星です。フォーマルハウトは別名「秋の1つ星」
とも呼ばれ、秋の星空には1等星はこの1つしかありません。
みなみのうお座とペガスス座の間にはみずがめ座があります。みずがめ座の目印は
ベンツ(車)のエンブレムの形をした星の並びが目印です。
今度は四辺形の西の辺を南に延ばしてみましょう。そうすると、明るい星ではない
のですが1つの星にぶつかります。この星はくじら座のデネブ・カイトスです。
くじら座のちょうどしっぽの部分にあたります。
くじら座とペガスス座の間にはVの形をしたうお座があります。
この他、秋の星空にはカシオペア座、ケフェウス座、さんかく座、とかげ座などがあります。
秋の夜空には明るい星は1つしかありませんが、星ではない面白いものが見えます。
その名も“アンドロメダ銀河”。アンドロメダ座のちょうど膝のあたりにあって、ぼうっと
白い雲のように見えます。銀河というのは星が約1000億個集まった集団のことです。
アンドロメダ銀河は人間が(道具を使わずに)見ることのできる世の中で最も遠くにある物体です。

秋の星座の辿り方
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