呉市かまがり天体観測館

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冬の星座の見つけ方

2021-01-13 13:17:16 | 星空の楽しみ方

季節の星座を見つけるコツは?

それは目印を覚えることです。
季節ごとに1つずつ目印があるので、それを見つけて、そこから辿って
いけば、他の星座たちを見つけていくことができます。

冬の星座を見つけるための目印は「オリオン座」です。

冬の夜8時頃、南の空に見えます。オリオン座は狩人オリオンのベルト
の部分にある3つの星が特徴的です。オリオンの右肩にはベテルギウス
という赤い1等星が、左足にはリゲルという1等星が光っています。

オリオンの東、少し南に下がったところには圧倒的に明るく輝く星が
あります。この白い星はおおいぬ座のシリウスという星です。星座を
形作っている星の中で最も明るい星(-1等星)です。

ベテルギウスとシリウスが見つかったら、もう1つ星を結んで三角形
を作ってみましょう。これが冬の大三角です。最後に足した白い星は
こいぬ座のプロキオンです。

次に、ベテルギウスを中心に、ぐるりと明るい星を辿っていきましょう。

オリオン座の向かい側にはおうし座のアルデバランという赤い星があり
ます。おうしの肩にはすばるというごちゃごちゃっと星が集まった部分
があります。おうしの角の先から星が五角形に並んでいるのはぎょしゃ
座です。ここには黄色い星カペラが光っています。ぎょしゃ座の東側を
見ると2つの星が仲良く並んでいます。黄色い方がふたご座の弟である
1等星のポルックスです。シリウス→リゲル→アルデバラン→カペラ→
ポルックス→プロキオンを結んでいくと大きな六角形ができます。
これを冬のダイヤモンドと呼んでいます。

この他、うさぎ座、きりん座、いっかくじゅう座などがあります。

冬の夜空には、カノープスという明るい星が見えることがあります。
とても低いところにあるので、めったに見えるチャンスがなく、昔から
この星を見ると長寿になれると信じられています。

また、オリオン座には“オリオン星雲(Orion nebula)”というモヤッ
とした雲のようなものが見えます。ここは星が誕生している現場です。
おうし座の背中あたりには“すばる(Pleiades)”という星の集まりも
見えますよ。



冬の星座の辿り方

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