呉市かまがり天体観測館

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近くに地球に似た惑星?!

2017-11-17 13:43:43 | 天文ニュース

地球からわずか11光年というとても近い場所に、地球に似たサイズで、
地球と似た温度環境にありそうな惑星が発見されました。

この惑星はRoss128という名の赤色矮星の周りを約10日で回っていて、
大きさは地球の1.4倍、温度は‐60℃~20℃くらいではないかと推定
されています。このくらいの温度環境であれば、水が液体で存在して
いる可能性があり、それが長期間維持されていたとすると、生命が
誕生し、進化していることも考えられます。

ただし、過去にはRoss128が激しい活動を示していたと思われ、その
時代に大気が吹き飛ばされたり、過酷な環境に生命が耐えられなかっ
たりしたことも考えられます。

この惑星のことをさらに詳しく知るためには、もっと大きな望遠鏡を
使って惑星の大気を調べるなどすることが必要となるので、現在、
計画されている次世代の望遠鏡の完成が待たれます。

なお、Ross128惑星系は現在太陽系に近付きつつあり、約8万年後
には地球から最も近くにある太陽系外惑星となります。



(画像:ESO/M. Commesser)


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