大きな星は超新星爆発を起こして最後を迎えます。
慶應義塾大学の研究チームが、超新星爆発の残骸であるW44を調べたところ、
周囲よりもとても速く運動するコンパクトな領域が見つかりました。
さらに詳しく調べたところ、これは8,000年~5,000年前に作られたもので、
単独のブラックホールが原因である可能性が高いということが分かりました。
宇宙にはたくさんのブラックホールが存在していると考えられていますが、
ブラックホールは自分で光を発したりしないので、単独で存在している場合
は観測する手段がありませんでした。
今回の発見は今まで知ることができなかった単独のブラックホールのことを
知るための手がかりとなりそうです。
(画像:慶應義塾大学)