この頃は、夕方に西の空を見ると圧倒的に明るく光っている星が
見えます。
いわゆる宵の明星です。
宵の明星・明の明星は金星のことで、それぞれ太陽よりも東側に
位置している時、西側に位置している時にあたります。
そして、1月12日(木)に金星は東方最大離角を迎えます。
東方最大離角とは、地球から見た時に、地球よりも太陽に近い
ところを回る天体が太陽の東側に最も離れることを言います。
太陽から離れているため、観察のしやすい時期と言えます。
これから金星は内合に近付いていくので、形はだんだんと細く、
大きさはだんだんと大きく見えるようになります。
晴れていれば、ぜひ夕方に西の空を見てみてください。