12月7日(月)に行われた金星探査機「あかつき」の軌道投入が
成功したことが分かりました。
当初の予定から5年遅れ、軌道も予定していたものと違うものと
なってしまいましたが、日本初の他惑星を周回する人工衛星の投入
に成功したことには変わりありません。
あかつきは金星に一番近づいた時は約400km(およそ地上と国際宇宙
ステーションの距離)、一番遠ざかった時は約44万km(およそ地球
と一番遠い時の月の距離)の軌道を13日と14時間で回ることになり
ました。
早速送られてきた画像を見ると、金星の精細な姿が映し出されており、
来春頃から開始される本観測以降には、様々な発見や謎の解明をして
くれるのではないかと期待が膨らみます。
7万2千kmの距離から紫外線で写した金星(画像:JAXA)