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呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

新天体を発見してみませんか?

2024-03-28 13:07:08 | その他

太陽系には小惑星や彗星など未発見の小天体がまだまだたくさんあると考えられています。

こうした未発見の天体をWebブラウザ上で誰もが捜索できるアプリ「COIAS」が公開されています。

COIASはすばる望遠鏡が取得した公開画像を使って、太陽系小天体の検出・測定・報告を行うことが
できるアプリです。これれまで8万を超える新天体候補の捜索に成功し、新天体候補のうちの45個は
追観測に成功し、さらに6つは太陽系外縁天体ということがわかりました。

詳しい使い方のガイドもありますので、「自分で新しい天体を見つけたい!」、「天文学に貢献したい!」
と思われる方は、ぜひチャレンジしてみてください。

詳しくはこちらへ

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うるう年

2024-02-29 13:09:33 | その他
今年は閏年(うるう年)ですね。
まさに本日29日が閏日です。

現在、私たちが使用しているカレンダー(グレゴリオ暦)では、
閏年は2月の末に1日を足して、366日の年にします。

これは、地球が太陽の周りを約365.25日の周期で回っているためで、
毎年0.25日(4分の1日)ほどずれてしまいます。そこで、ずれが
およそ1日分となる4年に1度、366日の年を作って、ずれを解消
させるのです。

ですが、地球の公転周期をもっと正確に表すと、365.2422日です。
毎年、0.2422日分だけずれていくので、実は、4年経っても正確に
1日分がずれる訳ではないのです。約0.03日ほど足りません。この
ままでは400年で3日もカレンダーがずれてしまいます。

このずれを抑えるため、
 (1)西暦年が 4で割り切れる年は閏年
 (2)西暦年が100で割り切れる年は閏年にしない
 (3)西暦年が400で割り切れる年は閏年
というルールができました。

これを使えば、約3300年で1日のずれにすることができます。

私たちが今、当たり前に使っているカレンダーも大昔から様々な
工夫やたくさんの種類が使われて、現在に至っているのです。

閏年の1日から膨らませて、「どんなカレンダーがあるのか」、
「1年の日数をどうやって決めたのか」や「どうすれば、1/4日
のずれが分かるのか」など、自分で考えて、自分なりの答えを
見つけ出してみると面白いかもしれません。

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節分の日が変わるのは、なぜ?

2024-01-25 14:17:45 | その他

「節分の日が変わるのはどうしてですか?」

ちょっと問い合わせがあったので、簡単にご説明しておきます。
(厳密ではありませんので、ご注意を!)

節分とは雑節という季節の変化を表すものの1つで、現代では
主に立春の前日のことを指します。つまり、立春の日が変わると
節分の日も変わります。

立春とは(天文学では)太陽黄経が315°の瞬間を指し、
2023年は2月4日11時43分でした。

地球は太陽の周りをだいたい365日と6時間で1周するので、
1年(365日)経つと季節が6時間ほどずれます。

ですので、今年2024年の立春は、2月4日17時27分となり、
2023年の立春の約6時間後ということになります。

2025年の場合も2024年の約6時間後ですが、間に閏日が入るので、
1日前となり、2月3日23時10分となります。

では、2026年はどうでしょう?

そうです!2025年の約6時間後である2月4日05時02分です。

このように私たちが決めている時間間隔と実際の地球の動きが
ずれているために、節分の日が変わることがあるのです。

ちょっとややこしいですが、天の文を読み解けるようになると
面白いですよ。

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自由研究に困ったら…

2023-08-04 14:20:21 | その他

夏休みの自由研究。

悩みの種となっている方もいらっしゃるかもしれません。

どうせやるなら、楽しみながらやりたいですよね。

苦労する原因には「やり方がわからない」、「まとめ方がわからない」という
のがあると思います。

そこで、今日はお勧めの自由研究ガイドを紹介します。

これは、映画「天気の子」や漫画「ブルーモーメント」などの監修を手がけ
られている雲研究者の荒木健太郎さんが書かれたもので、テーマの見つけ方、
研究の進め方、まとめ方、書き方などが具体的にわかりやすく解説してあり
ます。

ぜひ参考にして、自分だけの研究を楽しんでみてくだださい。

ガイドはこちらへ

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夏休みの自由研究

2023-07-27 13:20:58 | その他

いよいよ夏休みに突入しましたね。

夏休みといえば自由研究!は言い過ぎですが、かま天では毎年たくさんの
相談を受けます。

自由研究にチャレンジされる方は、まず、自分がどんなことをしたいか、
知りたいかを考えてみましょう。

星空の関連なら、星の動き、明るさ、色、星座、惑星、月、流星群、星の名前、
神話、歴史……などなど、いくらでもテーマが見つかると思います。

ブラックホール、宇宙人、探査機、宇宙開発なんてテーマも面白そうです。

その「何をしたいか」にもよりますが、もし、月面の凹凸に注目したいなら、
半月の頃が最適です。半月の時は、太陽の光が真横から当たるため、影が最も
長くのび、凸凹の様子がよく分かるからです。逆に満月の時は、太陽の光が
正面から当たるため、影がほとんどできず、表面の凸凹の様子はよく分かり
ません。月の欠け際でクレータの様子が目立つのは、この太陽の光の当たる
角度に関係しているためです。

頑張れば、実際のクレータの大きさや深さ、山脈の高さなども導き出せる
ことでしょう。

そして今、月はちょうど半月の時期を迎え、望遠鏡で観察するにはとても良い
タイミングです。また、夏休み中に上弦の月となるのは昨日の7月26日(水)
と来月の8月24日(木)です。

まだ時間がありますから、自分が楽しいと思えるテーマを見つけて、
とことん追求してみてください。

もちろん、学校の宿題に限らず、大人の方も含めて、興味のある方なら
どなたでも自由研究にチャレンジできると思いますよ。




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