2025年は2月2日が節分です。
昔から季節の変わり目には邪気や鬼が生じると信じられていたため、今でも
鬼払いの風習である「豆(魔滅)まき」などが残っています。
節分とは雑節という季節の変化を表すものの1つで、現代では主に立春の前日
のことを指します。つまり、立春の日が変わると節分の日も変わります。
立春とは(天文学では)太陽黄経が315°の瞬間を指し、今年は2月3日23時10分です。
地球は太陽の周りをだいたい365日と6時間で1周するので、1年(365日)
経つと季節が6時間ほどずれます。ですので、立春も、前年と約6時間ほど
ずれることになります。
最近は2月4日が立春であることが多い(つまり、節分は2月3日)のですが、
2025年の場合は2024年が閏年であったために1日前となり、立春は2月3日、
節分は2月2日となります。
では、2026年の立春はどうでしょう?
そうです!2026年は2025年の約6時間後である2月4日05時02分です。
なので、来年の節分は2月3日です。
このように私たちが決めている時間間隔と実際の地球の動きがずれているために、
節分の日は変わることがあるのです。