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呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

アインシュタイン塔の特別公開

2025-03-14 13:08:57 | 天文ニュース

3月29日(土)に国立天文台の三鷹キャンパス(東京都三鷹市)にある
太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)の特別公開が実施されます。

太陽塔望遠鏡は太陽の光を虹色に分けて詳しく観測するための施設で、
1930年に建設(地上5階、地下1階)されました。塔頂にあるドーム部分
から取り込んだ太陽の光を鏡で反射するなどして地下に導き、地下に設置
されている装置で光を虹色に分けて撮像するという仕組みになっています。

建物は1998年7月に国の登録有形文化財になり外観は常時公開されています
が、内部の公開は普段は行っていません。

めったにない内部を見学できるチャンス(しかも、申込不要!、当日整理券
配布)ですので、ご都合のつく方は今から計画を立てて、足をのばしてみて
はいかがでしょうか?

詳しくはこちらへ

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土星に新衛星

2025-03-13 12:23:00 | 天文ニュース
土星に新たな衛星の発見の報告があり、土星の衛星の数(報告数)が
274個となりました。今回の報告で128個増えたことになります。

より大きな天体の周りを公転する小さな天体を衛星と呼びます。
ただし、環を構成する物質は衛星には含みません。

また、天然のものではなく人が作ったものの場合は人工衛星と呼びます。

太陽系の惑星では水星と金星以外に衛星が存在しています。
地球には月という名前の衛星が1つあることはみなさんもご存じですよね。

では、どの惑星にいくつの衛星があるか紹介してみましょう。
       
 ==========================
   名 称   衛星数(報告数)
 ------------------------------------------------
   水 星     0
   金 星     0
   地 球     1
   火 星     2
   木 星     95
   土 星    274
   天王星     28
   海王星     16
 ------------------------------------------------
          (2025年3月12日現在)

これからさらに新しい衛星発見の報告があったり、これまで報告された
ものが何らかの理由で取り下げられたりする可能性もあるので、衛星数
はこれで確定というわけではありません。

太陽系の天体たちも目が離せませんね。

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ブルーゴーストが着陸へ

2025-03-01 14:31:11 | 天文ニュース

アメリカの民間企業であるfirefly Arospace社の月着陸船である「Blue Ghost」が
明日(3月2日)、月の危難の海に着陸する予定です。

Blue Ghostは、1月15日にFalcon 9ロケットによって打ち上げられ、2月には月の
周回軌道に投入されていました。このミッションは、NASAの商業月面輸送サービス
の一環で、10個の観測機器や実証機器を搭載し、月の砂(レゴリス)や内部構成など
を調べることになっています。

着陸の模様は3月2日(日)16時20分(日本時間)からライブ中継される予定ですので、
興味のある方はぜひ見てみてください。

詳しくはこちらへ(英語のページ)

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中高生・教員と若手研究者の「天文対話」(2025)

2025-02-20 13:11:04 | 天文ニュース
3月に開催される春の天文学会年会にあわせて、中高生・教員を対象とした催しが予定されています。

これは、中高生・教員と研究者が最新の天文学について語り合う講演企画で、講演者の話を聴くとともに、
気になったこと、疑問に思ったことをその場で訊ける交流の機会を設けるものです。

今回の講演者は、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡などを使ってて遠方の銀河の研究をされている東京大学
の播金優一さんです。

対面参加の場合は、中高生・学校教員限定ですが、オンライン参加の場合は一般の方も視聴できますので、
興味のある方はぜひ聴いてみてください。

参加申込の締切は3月13日(木)です。


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企 画:第二回 中高生・教員と若手研究者の「天文対話」
日 時:2024年3月20日(木・祝) 16時30分~18時
会 場:水戸市民会館
講 演:ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で見る宇宙初期の銀河とブラックホール
    播金優一(東京大学)
対 象:中学生、高校生、学校教員等
形 式:ハイブリッド(対面 及び オンライン視聴)
    ※対面参加は中高生・学校教員限定です。オンラインは一般の方も視聴できます。
申 込:参加希望者は事前に、専用のフォームからお申し込みください
締 切:2025年3月13日(木)
主 催:日本天文学会天文教育委員会 
後 援:日本天文教育普及研究会、日本地学教育学会、茨城県教育委員会
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GLOBE at Night(オリオン座)

2025-02-19 12:45:44 | 天文ニュース

2月19日(水)~2月28日(金)までGLOBE at Night というキャンペーンが行われます。

これは光害(ひかりがい) の問題を啓発する活動の一環で、決められた日時に夜空を観察し、
星の見え方をインターネットで報告するものです。

光害とは無駄・過剰な人工光によって、星が見えにくくなってしまうことやエネルギーの浪費、
生態系への悪影響、人々の生活・健康への悪影響が発生してしまう問題です。

用意された観察シートに記入するだけなので、誰でも簡単に参加することができますので、
ぜひ、自分たちが住んでいる街の環境をチェックしてみてください。これから2週間ほどは
月明かりにほとんど邪魔されずに観察ができますので、今がチャンスです。

ちなみに、今回ははオリオン座が対象です。

詳しくはこちらへ

近年は人工の光(看板や外灯、ネオンサイン等)が空に漏れているせいで、星が見えにくく
なっています。空に無駄な光が漏れているわけですから、エネルギーも無駄になっています。
光害の問題が解決できれば、美しい星空を守れるだけでなく、エネルギー問題や温暖化問題
の解決にも役立つかもしれません。

「電気をつけるな!」とはもちろん言いません(言えません)が、みなさんも、ぜひ光害を
減らす工夫をしてみてください。
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