前回の記事で「山荘にこもり自炊する」と書いたが、外で食べることもある。八ヶ岳山麓に飲食店は多く、イタリアン、フレンチ、エスニック等にも困らない。パスタ中心の安いランチ・セットから、しっかりしたホテルのそれなりのレベルのフレンチまで選べる。しかし私が山荘滞在時に、そのような店に行くことはあまりない。行くのは専らラーメン!
諏訪には驚愕の独自性を見せつけてくれる(と私は思っている)食べ物があるのだ。信州ラーメン界の頂点に長年君臨する名店ハルピン。その味はユニークである。味噌、トンコツ、醤油、塩などと一般的なカテゴリー分けをすることが、ちょいと難しい複雑さ。「なんだ、ラーメンか」などと言うなかれ。「自宅で自分で真似出来るか否か」という観点から、このスープをよぉ~く吟味してご覧なさい。この店のラーメンに独創性と歴史という2つのVALUEを感じるはずだ。どんな種類の料理であれ、ありきたりの飲食店には感じられないVALUEである。下の画像は本店(諏訪市大字四賀飯島2336-2)の看板。
11:00am開店で、ランチ時は地元のリピーターでいっぱいだ。店内にお客が並んで待っていることも多いが、臆せず入ろう。お客の回転は速い。どうせスグ食べられる。待ち客の行列は入口を入って左手の端が先頭。右へ行くほど(トイレに近いほど)後尾である。メニューは基本的に3つ。ハルピン・ラーメン、ニンニク・ラーメン、醤油ラーメン。醤油ラーメンをオーダーする人は少ない。私はニンニク・ラーメン一本やり。妻も同様。
次の画像は仔豚飯。豚飯のハーフサイズである。炒めたのではなく、味つけして炊いたご飯。数年前から始まったメニュー。他にもタレに浸けこんだタマゴやチャーシューをオプションでラーメンにトッピング出来る。このタマゴも数年前から始まったメニューである。
下の画像がニンニク・ラーメンの大盛りだ。スープは重くタレの内容物が沈殿しているから・・・
(1)箸でスープを丼の底からかき混ぜて沈殿物を浮き上がらせる
(2)沈殿物とともにスープを麺に絡ませる
(3)沈殿物の絡んだ麺を一気にすすり口に入れる
いいですか。この全部のプロセスを合計0.00028秒以内に終えて初めて、このユニークな味を100%堪能出来る。
ところが全体で0.0003秒以上の時間をかけてしまうと、せっかく麺に絡めたスープやその中の重い沈殿物が麺から垂れ落ちて再び丼の底に戻ってしまうので、(1)に戻りまたすべてをやり直さねばならない。手首のスナップをきかせてサッと食べることの出来ない人は一生このラーメンを食べ終われないのだ。
ハルピン店内の入口を見て驚いた。なんとクール宅急便で地方発送が出来るようになったらしい。この味を鎌倉でも東京でも楽しめるのである。買って帰ることも出来る。実際お客さんが店頭で買って帰るのを見た。私は諏訪出身で私のマブダチでもあるyannさんにさっそく連絡した。
こんなカードも配布されている。「harupin.jp」。以前はなかったサイトだ。昔はメニューもごく少なく、店も本店しかなかったことからすると大発展である。このまま上手く発展してくれれば良いが。がんばって頂きたい。
今回はこんなところも行った。諏訪市内に本部を置き諏訪地域だけでなく信州全域に店舗展開する中華料理チェーン「テンホウ」の富士見店。以前は別の名前のお店だったが、いつの間にかこちらもテンホウになった。こちらはメニューが豊富である。そして売りは、とにかく安いこと! ラーメン370円、餃子260円、おつまみも安いものが多数ある。私はタンメンと餃子をもらう。富士見を知り尽くすサラダさんは、このテンホウを強く推す。
私の両親はかつて茅野市に住んでいたが、彼らも茅野市運動公園のスグ上のところにあったテンホウの他店(スポーツ公園店)に時々行き、「えらい安いわ」と喜んでいた。しかし最近はその茅野にも激安ラーメンの幸楽苑が殴りこみをかけ、さらに丸亀製麺(うどん)の店も出来るなど、この地域のお手軽麺類界は低価格競争がし烈になって来ている。ついでに言うと回転すしのチェーンにぎりの徳兵衛茅野店が市内本町古屋敷交差点の角にあったが最近閉店した。はるか昔、ここは同じグループの経営によるアトムずし(格安回転すしチェーン)だったところで、7~8年前改装し多少グレードアップしてにぎりの徳兵衛になったのだが、今では外装はそのまま休業し「テナント募集中」のふだがかかっている。茅野、諏訪界隈も激安回転すし店がいくつかあり競争がし烈だ。
話題をテンホウの餃子に戻す。犬と共同生活をするうちに、妻は嗅覚の鋭敏さ及び香りに関する記憶力について、まったく犬並みの能力を持つに至った。テンホウ富士見店で餃子を食べながら、妻が「テンホウの餃子は八角が入っていると思われ、数年前に他店のを食べた時はもっと八角の香りが強かったけれど、久しぶりに食べたこれはその香りがかなり弱い」と言った。人間並みの嗅覚しか持たない私は、「へぇ~、そう言われればそうかな」という程度しかわからないが、確かに八角の香りは感じられた。
スタンプカードをもらう。500円でスタンプ1個。12個貯めたら300円分をサービスするという楽しい内容だ。
あと4500円以上食べないといけない。安いので何度も来ないといけない。盛りだくさんな野菜炒め定食など1コイン(500円)ランチである。隣のおじさんがそれを食べていたので、私は横目でちらちら見たのだが、安いのにかなり充実の内容だ。こういう点は立派である。研究熱心な良いお店だ。どうすれば安くて、おいしくて、バランスがとれていて、見た目にも美しくなるか。参考にさせてもらおう。
こんなのも。農場(原村の八ケ岳中央農業実践大学校)のアイスクリーム。
この香りを知っているしつこい犬が背後霊のようにカップの後に立っている。
長野市善光寺そば八幡屋礒五郎の七味。香りがプン立ち、とてもいいと思う。全国で販売されているが、こちらのA-Coopでついでに購入。
諏訪には驚愕の独自性を見せつけてくれる(と私は思っている)食べ物があるのだ。信州ラーメン界の頂点に長年君臨する名店ハルピン。その味はユニークである。味噌、トンコツ、醤油、塩などと一般的なカテゴリー分けをすることが、ちょいと難しい複雑さ。「なんだ、ラーメンか」などと言うなかれ。「自宅で自分で真似出来るか否か」という観点から、このスープをよぉ~く吟味してご覧なさい。この店のラーメンに独創性と歴史という2つのVALUEを感じるはずだ。どんな種類の料理であれ、ありきたりの飲食店には感じられないVALUEである。下の画像は本店(諏訪市大字四賀飯島2336-2)の看板。
11:00am開店で、ランチ時は地元のリピーターでいっぱいだ。店内にお客が並んで待っていることも多いが、臆せず入ろう。お客の回転は速い。どうせスグ食べられる。待ち客の行列は入口を入って左手の端が先頭。右へ行くほど(トイレに近いほど)後尾である。メニューは基本的に3つ。ハルピン・ラーメン、ニンニク・ラーメン、醤油ラーメン。醤油ラーメンをオーダーする人は少ない。私はニンニク・ラーメン一本やり。妻も同様。
次の画像は仔豚飯。豚飯のハーフサイズである。炒めたのではなく、味つけして炊いたご飯。数年前から始まったメニュー。他にもタレに浸けこんだタマゴやチャーシューをオプションでラーメンにトッピング出来る。このタマゴも数年前から始まったメニューである。
下の画像がニンニク・ラーメンの大盛りだ。スープは重くタレの内容物が沈殿しているから・・・
(1)箸でスープを丼の底からかき混ぜて沈殿物を浮き上がらせる
(2)沈殿物とともにスープを麺に絡ませる
(3)沈殿物の絡んだ麺を一気にすすり口に入れる
いいですか。この全部のプロセスを合計0.00028秒以内に終えて初めて、このユニークな味を100%堪能出来る。
ところが全体で0.0003秒以上の時間をかけてしまうと、せっかく麺に絡めたスープやその中の重い沈殿物が麺から垂れ落ちて再び丼の底に戻ってしまうので、(1)に戻りまたすべてをやり直さねばならない。手首のスナップをきかせてサッと食べることの出来ない人は一生このラーメンを食べ終われないのだ。
ハルピン店内の入口を見て驚いた。なんとクール宅急便で地方発送が出来るようになったらしい。この味を鎌倉でも東京でも楽しめるのである。買って帰ることも出来る。実際お客さんが店頭で買って帰るのを見た。私は諏訪出身で私のマブダチでもあるyannさんにさっそく連絡した。
こんなカードも配布されている。「harupin.jp」。以前はなかったサイトだ。昔はメニューもごく少なく、店も本店しかなかったことからすると大発展である。このまま上手く発展してくれれば良いが。がんばって頂きたい。
今回はこんなところも行った。諏訪市内に本部を置き諏訪地域だけでなく信州全域に店舗展開する中華料理チェーン「テンホウ」の富士見店。以前は別の名前のお店だったが、いつの間にかこちらもテンホウになった。こちらはメニューが豊富である。そして売りは、とにかく安いこと! ラーメン370円、餃子260円、おつまみも安いものが多数ある。私はタンメンと餃子をもらう。富士見を知り尽くすサラダさんは、このテンホウを強く推す。
私の両親はかつて茅野市に住んでいたが、彼らも茅野市運動公園のスグ上のところにあったテンホウの他店(スポーツ公園店)に時々行き、「えらい安いわ」と喜んでいた。しかし最近はその茅野にも激安ラーメンの幸楽苑が殴りこみをかけ、さらに丸亀製麺(うどん)の店も出来るなど、この地域のお手軽麺類界は低価格競争がし烈になって来ている。ついでに言うと回転すしのチェーンにぎりの徳兵衛茅野店が市内本町古屋敷交差点の角にあったが最近閉店した。はるか昔、ここは同じグループの経営によるアトムずし(格安回転すしチェーン)だったところで、7~8年前改装し多少グレードアップしてにぎりの徳兵衛になったのだが、今では外装はそのまま休業し「テナント募集中」のふだがかかっている。茅野、諏訪界隈も激安回転すし店がいくつかあり競争がし烈だ。
話題をテンホウの餃子に戻す。犬と共同生活をするうちに、妻は嗅覚の鋭敏さ及び香りに関する記憶力について、まったく犬並みの能力を持つに至った。テンホウ富士見店で餃子を食べながら、妻が「テンホウの餃子は八角が入っていると思われ、数年前に他店のを食べた時はもっと八角の香りが強かったけれど、久しぶりに食べたこれはその香りがかなり弱い」と言った。人間並みの嗅覚しか持たない私は、「へぇ~、そう言われればそうかな」という程度しかわからないが、確かに八角の香りは感じられた。
スタンプカードをもらう。500円でスタンプ1個。12個貯めたら300円分をサービスするという楽しい内容だ。
あと4500円以上食べないといけない。安いので何度も来ないといけない。盛りだくさんな野菜炒め定食など1コイン(500円)ランチである。隣のおじさんがそれを食べていたので、私は横目でちらちら見たのだが、安いのにかなり充実の内容だ。こういう点は立派である。研究熱心な良いお店だ。どうすれば安くて、おいしくて、バランスがとれていて、見た目にも美しくなるか。参考にさせてもらおう。
こんなのも。農場(原村の八ケ岳中央農業実践大学校)のアイスクリーム。
この香りを知っているしつこい犬が背後霊のようにカップの後に立っている。
長野市善光寺そば八幡屋礒五郎の七味。香りがプン立ち、とてもいいと思う。全国で販売されているが、こちらのA-Coopでついでに購入。