「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

ダウフ・ソッ・カー・チュア・・・とは無関係に、パーキンソンの法則 ・・・そしてガッパオ&ご飯

2010-07-10 18:58:30 | 本/音楽/映画
画像はダウフ・ソッ・カー・チュア。先日作ったばかりのベトナム料理。日本人にも合う味だと思う。



厚揚げとトマトと鶏ガラ・スープとナンプラー(あるいはニュクマム)で、あとは塩、コショウがあれば誰でも出来る。上にのるのは細ネギ。トマトの酸味が意外感をもたらす、優しい味のおかずだ。

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さて、話題はまったく変わる。前後に何の関連もない。

世の中には、頻繁に引用されるがそれが書かれた原典を読んだことがある人がほとんどいない、という本が多数ある。これもきっとそのひとつだろう。C.N.パーキンソン著・森永晴彦訳「パーキンソンの法則」(至誠堂選書2)である。



まえがきを見ただけで、この本のおかしさは予知出来る。こんな具合だ。「学校の生徒や教師、もしくは憲政史、政治学、時事問題の編集者といった人々にとっては、世界は物事がいちおう合理的に行われるところであろう・・(途中を勝手に省略)・・こうした仮説を当然のこととして述べ、または半ば暗黙に承認して書かれたりした本は枚挙にいとまはないが、しかし、多少とも世の荒波にもまれた人間たちにとって、かかる考え方はまさに笑止の限りである。賢者と知者とにより運営の最高を司さどる、厳粛無比の会議などというものは、学校教師の幻想にすぎぬ。したがって、余はここにいささかの警告を発し、諸君の精神衛生に資そうとするものである」

ここを読むだけで、かなり楽しくなるでしょう?



目次1 パーキンソンの法則 - 公務員は如何にしてふえるか

有名な法則である。財政が危機に陥っていると言われ始めた後も長期にわたり彼ら彼女らは自らの懐のため、そして自らが属する組織の維持拡大のため、税金を食いつぶしながら増殖する。日本ではそろそろどうしようもなくなって来たので、その増殖は止まっているようだが。

それでもそのなんともせこい公私混同の金の使いっぷりに始まり、日本中で彼ら彼女らのために直接間接に税金が使われてしまっている。最近の「事業仕分け」に登場する組織やその仕事の「不要度」はすさまじい。田舎へ行くと、収入的にその地域で最高のサラリーマンが公務員だったりする。財政が破たんしそうな田舎の自治体でもそうであったりして、誠に厚かましい話である。

でたらめをすると給与が払えなくなり、解雇もありえ、最後は倒産する民間企業は、勝手にでたらめをして倒産してもらって構わないが、税金を使い倒産も解雇もない安定的職業に就く厚顔な人々がでたらめをしていては困る。ところが彼ら彼女らは基本的にそんなこと知っちゃいない。



目次4 閣僚の定数 - 非能率の係数

これが面白い。委員会の出席者数に関し「委員会学研究所で長期間にわたる研究の結果、みちびかれ(!)」た「非能率の係数」は、委員の状況から以下のように表される。

(mのn乗)×(a-b)÷(y+p×dの1/2乗)

ただしmは委員会出席者数、nは外部圧力団体に影響されている人の数、aは平均年齢、bは会議直前に計った3人の最高齢委員の平均血圧、yは委員会が組織されて以来の年数、pはピーボディ法で計った委員会議長の忍耐度、dは委員の中で互いに一番遠くに座っている2人の間のcmで表示した距離。

面白過ぎる。組織に所属して様々な会議に出席し、その変遷やメンバーの変更を経験して来た人なら、この係数の意味も理解しやすいだろう。そんな人なら他の要素ももっと加えたくなるかもしれない。



この本はハイクォリティな娯楽本である、と言ったらパーキンソン氏は怒るだろうか。

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ついでにガッパオ&ご飯。こちらはタイ料理である。本日のランチ用に激辛に作った。この1年で10回近く作ったと思う。でたらめに美味しい。



冒頭のダウフ・ソッ・カー・チュアの作り方を書いた以前の記事はこちらだ。
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/188b250b152515cef8313aa23f48db9f

同様にガッパオ&ご飯のレシピはこちら。ただし、最近はちょっと変えているが、まあいいだろう。
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/24338c37e48bd92691339043f3a3790f
コメント
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