ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

今日の大和民俗公園(2011.07.04)

2011-07-04 15:24:13 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)


朝早いのでまだ人影の少ない公園で、エリカの花が出迎えてくれました。





正面入り口付近や北入口上など、あちこちで香りのよいクチナシの花が咲いています。





しばらく見ないうちに、ヒョウタンがこんなに大きくなりました。



「バレンタインひまわり」小型で背の低い向日葵。ソバ畑の近くで…



やや色衰えたダリア



アジサイやアヤメに代わって、これからはノカンゾウの季節



真っ赤な花が見えるので近寄ってみると…



ノウゼンカツラでした。
帰る頃には、そろそろ出勤される人の姿が見られるようになった1時間ほどの
早朝ウォーキングでした。

三連勝で酒がうまい!(2011.07.04)

2011-07-04 09:50:03 | 矢田だより


昨日、義妹が新潟の焼酎を送ってくれた。佐渡金山の坑道に貯蔵したものだそうで、
金粉が浮かんでいる。

弟夫婦も変愚院夫婦に負けず劣らずのトラキチで、昨日も一昨日も甲子園で観戦して
いたとか。

このところ、投打が噛み合い、打線も去年の好調さに近づきつつあってリーグトップ
のチーム打率。3連勝で最大11あった借金も残りは3。おかげで美味しい酒が飲めます。

丹波篠山から丹(後)南・美山へ

2011-07-02 10:43:08 | 旅日記
6月29日、日帰りバスツァーで行きました。
丹波篠山には何度か行ったことがありますが、この暑い時期は初めてです。



というのも、冬にはこの店の看板が示すように、名物のイノシシ鍋が味わえるからです。
この日はユリ園で花を見たあと、丹波牛の陶板焼きや活アワビの踊り焼きなどの昼食。
デザートにメロンやサクランボを頂いた後、篠山の町を一時間ほど自由行動で散策しました。



「食べ歩きガイド」という試食券付きのコースマップを渡されましたが、ちょっとコース
から離れた春日神社へ行ってみました。入口は両側まで町屋が迫っていますが、鳥居を
くぐると右に絵馬殿や能楽堂、左の小高い所に愛宕社などの摂社、奥にご神体山?に向き
あう拝殿と、広大な境内の立派なお社です。



境内奥左手にある本殿。帰ってから調べると、奈良の春日大社の分霊を祀る神社で、地元
では「おかすがさん」と呼ばれる篠山の氏神様。能楽殿では春に春日能が演じられるそう
です。また上の欄間に並んでいる写真の山鉾は、京都の祇園祭に似て毎年曳航されるもの。
上の鳥居の写真で左手に見える白壁は、その鉾を収める蔵の一つです。



絵馬殿の「黒神馬絵馬」。三代目篠山藩主が奉納した狩野尚信筆の名作。この絵の馬が
夜な夜な抜け出して、黒岡の畠の豆を食い荒らしたので、一時は金網を張ってあったと
いう伝説が残っています。



この馬上の美女は巴御前。
他にも「大森彦七南朝の雄魂に悩まされる図」など、数々の古い絵馬が飾られています。
「大森…」は足利尊氏の臣で湊川合戦で楠正成に詰め腹を切らせた人。そのため、南朝
方の霊に悩まされたという太平記からの画材だそうです。亡霊を背負っているように、
寄りかかられている絵は実に迫真的です。写真には撮りましたが、♀ペンがあまりにも
気味悪がるので、ここには載せません。



篠山市役所前の「デカンショ節歌碑」黒御影石のプレートに、「丹波篠山山家のサルが…」の
歌詞が彫られ、台座部分には「デカンショ節100年記念」の文字が刻まれています。
これで篠山の町歩きを終えて、京都府丹南市に移動。「美山かやぶきの里」へ行きました。



美山町知井(北村)は、山あいのなだらかな傾斜に住家の密集した山村です。



50戸の集落のうち、38棟が茅葺屋根の建築です。江戸時代に建てられたものが多く、
国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。この村の特徴は空間を大事にする
ために、隣家との境を塀や生垣で囲い込まない開放的な屋敷割りになっていることです。



美山民俗資料館。200年前の中層農家の母屋(左)を中心に納屋、蔵(主屋の左にある)
三棟からなっています。内部には昔の生活を偲ばせる様々な品が展示されていました。



京都と小浜(若狭)の中間に位置しているので、生活様式にも両方の地方文化の影響
を受けているといわれます。中に入ると、ひんやりした微風が流れています。
入母屋造りの主屋の座敷で、管理しておられる女性にお話を伺うと、「夏は比較的涼しく
過ごしやすいが、虫が多くて困る」ということでした。

今日一日の行程で♀ペンが一番楽しみにしていた美山の里。まだまだ訪ね残したところ
もありましたが、お互いに助け合いながら自然の恵みに囲まれて生きていく、日本の
原風景ともいえる生活の一端に触れることができて、有意義な旅でした。