ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

笹川流れ

2011-07-17 15:35:00 | 旅日記
鳥海山・獅子ヶ原湿原と出羽三山の旅(1)
前々から訪ねたいと思っていた出羽三山。
今年こそ月山に登りたいと思っていたのですが、まずは安直にJTBのツァーに参加しました。
月山・弥陀ヶ原と鳥海山麓の獅子ヶ原の、二つの湿原のハイキングも楽しみです。



7月14日朝、7時40分伊丹空港発のプロペラ機で新潟空港へ。



9時前からバスに揺られて「日本海パークライン」を走り、最初の目的地「笹川流れ」へ。



トイレ休憩をかねて下車した道の駅は、JR桑川駅に併設された珍しい構造です。
右が道の駅で、レストラン、特産品コーナー、ビデオコーナー、観光案内センターがあります。



海岸へ下りてみました。





ハマナスの実がつややかに光っています。





この辺りは「越後山北(さんぽく)」と言われたところですが、2008年に村上市と合併しました。
笹川集落を中心に約11kmの間「笹川流れ」と呼ばれる、美しい海岸美が続きます。



「松島にこの美麗ありて此の奇抜なし 男鹿にこの奇抜ありて此の美麗なし」
幕末の志士・頼三樹三郎(頼山陽の三男)が「海府遊記」に記した賛辞です。



大小の岩の間を流れる潮流は、集落の名前に因んで「笹川流れ」と呼ばれています。



眼鏡岩、屏風岩、恐竜岩…様々な岩が次々に顔を出しますが、次々と連続する隧道に遮られ、バスの車窓からはあっという間に姿を消してしまいます。
遊覧船に乗って海からゆっくり見てみたいところです。



寒川(かんがわ)まで来ると笹川流れは終わりますが、美しい景色はまだ続きます。
ここは勝木駅近くの「寝屋」。「夕映えの港町」の標識が見えます。
そろそろ海岸美とはお別れ。午後は羽黒山へ向かいます。