ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2012年の山歩き

2012-12-29 10:33:00 | 山日記

年も近くの山が中心でしたが、♀ペンや山仲間たちと1年間元気で歩くことができました。その山歩きを振り返ってみます。

1月7日 天理・竜王山 天理のお節会でお餅を5個も食べて11時15分、長岳寺から登る。12時45分、大部隊が下山した後の無人の山頂。寒くてたまらずコーヒー一杯飲んで下る。快調に歩けた。

1月10日 金剛山 8時過ぎから郵便道を登る。災難三つ。1.10本爪のアイゼンの金具壊れた 2.登山靴の底(踵部分)剥がれた 3. それでいい加減に括り付けて歩いてたら、下りで木の根に爪が引っかかってコケタ。こんなん、始めてや!…何とか登って、国見城址で1時間遊んで下る。

1月14日 平群・仁王山 古い山仲間のSRCグループと♀ペン、私の9人で椿井城跡から低山の史跡めぐり。最後はやぶ漕ぎ30分強。昼過ぎに下り、幸さん宅で焼き鳥をメインに宴会。

1月22日 能勢・竜王山 SRCの仲間たちと前夜、丹波篠山渓谷の森公園でボタン鍋オフ。この日は美しい棚田の長谷から才の神峠に登り、竜王山へ、そこから時計回りにぐるりと牛の子山、チンジンさんと巡って5時間余り歩いた。

2月19日 河内・飯盛山 多感な青春時代、朝な夕なに仰いだ懐かしい故郷の山である。今日は久しぶりに小楠公墓地へお参りしたあと、正面の四条畷神社から登る。山頂から河内平野を見下ろし、野崎城址(写真)から野崎観音へ下った。様々な思い出とともに新しい発見もあり、短いが充実した山歩きだった。

3月22日 二 上 山 イタリア旅行で知り合った「いのっち」さんと、道の駅「ふたかみパーク当麻」に車を置いて二上神社から登る。帰りは雌岳から岩屋を見に行って祐泉寺へ下った。傘堂からいつもより東よりの道に入ってしまったが、かえって大和三山の眺めが良かった。二上山にはこれまで登る機会がなかった「いのっち」さんにも「ガイド付きで良かった」と喜んでもらえ、楽しい山歩きだった。

4月19日 葛 城 山 「いのっち」さんと花を見に天狗道から登る。今年はいつもより花期が遅れているようで、ショウジョウバカマとカタクリの両方が楽しめた。いつもより、ゆっくりと山上で花を愛でることができて良い一日だった。

5月8日 金 剛 山   高天から郵便道を登る。春の花、なかでもヤチマタイカリソウの花盛り。一の鳥居から湧出岳(1112.2m一等三角点)「大阪府最高地点 1053m」へ寄り道して、ボタンザクラが満開のロープウェイ駅から国見城址へ。。いつものバタバタ山行と違って、今日は久しぶりに山頂で2時間半を過ごして、始めての花やお馴染みの花にたくさん出会えた。二人とも十二分に満足して家路についた。

5月23日 葛 城 山 今年は開花が遅れたのでまだ咲き残っていると聞いた葛城山のツツジを見に行く。7時、水越トンネル出口からいつもの天狗谷(青崩)道を登り、頂上で1時間ほど遊んで11時に下山した。膝をかばいながらだったが、体調もよくいいトレーニングができた。

5月26日 茅 ヶ 岳(1704m  奥秩父山地にあり山頂の眺望が良いことで知られる山。1971年3月、日本百名山で知られる深田久弥が登山中に脳卒中で亡くなった山でもある。前夜、清里高原で一泊し、饅頭峠近くの深田記念公園駐車場から登る。長い林道歩き、ニリンソウの大群落の谷筋から急坂を尾根に登り、深田久弥終焉の地を経て富士や南ア始めとする大展望の山頂に立つ。下りは別の道を下る。半日の登山ながら、素晴らしい展望、美しい花々、いい人たちとの出会いと多くの思い出ができた。

6月8日 交 野 山 生駒山地最北端に位置する山で、山頂からの眺めがよいことで知られている。去年より一週間早いのでササユリの開花状況が心配だったが、まずまず楽しむことができた。白旗池から国見山まで歩いて往路を引き返した。この日、近畿地方にも梅雨入りが発表されたが、終日雨に遭わずラッキーだった。

6月15日 三 輪 山 大神神社へササユリを見に行き、登拝する。「ささゆり奉献神事」の前日だった。写真は狭井神社境内のササユリ。

8月11日 大台ヶ原山 去年のイタリア・ツァーの仲間8人と。前夜、入之波(しおのは)温泉で泊まり、この日、東大台を周遊する。途中から激しい雨になり昼食をとる余裕もなかったが、山が初めての人も含めて日出ヶ原、正木ヶ原、牛石ヶ原、大蛇クラ、シオカラ谷…と予定のコースを歩き通した。

8月21日 葛 城 山 来月の富士登山に備えてトレーニング。いつもの天狗谷道をアブに悩まされながら頂上に着くと、この季節には珍しい360度の大展望に恵まれた。しかし暑くてたまらず、急いでビールの待つ我が家を目指して下った。

8月28日 金 剛 山 6時45分、高天彦神社から郵便道を登る。ずっとアブとブヨに悩まされる。国見城址でまだこの時間。割合に見通しが効き、六甲の山並みがはっきり見えた。11時25分、無事下山してトレーニングを終える。

9月9日 金 剛 山 白露だが真夏の空、富士登山を一週間後に控えて3週連続のトレーニング。水越峠からガンドガコバ林道をつめて太尾塞に登る。ススキの穂がなびく大日岳から国見城址に出て、帰りは葛木神社に参拝後、パノラマ道を下る。暑さを覚悟していた林道歩きも、幸い雲が出てきて涼しく歩けた。

9月14日 富 士 山   毎年恒例となった秋の富士登山。今年は丸さんご夫婦とご一緒に登る。いつも通り前夜、六合目宝永山荘で泊まり、4時35分、ヘッドライトの灯りをたよりに出発。八合目で丸さん夫妻に高山病らしい兆候が現われて残念ながらリタイア。頂上には二人で立った。12回目の登頂だった。ちょうど正午に浅間神社にお参りして同じ富士宮道を下る。翌日は富士宮浅間大社に参拝して帰る。丸さん、来年はリベンジで登頂しましょう。

10月3日 天理・竜王山 果樹畑で作業中の女性から大きな「熟柿」を4個も頂いてザックに入れて登る。山頂では先着の男性一人が展望を楽しんでいた。帰り道で出会った地元の方は、10年も前から私達のホームページやBLOGを見て下さっていて、今日は「登山の日」だからこれから登るそうだ。今日は「これならもう一度登れる」と♀ペンが言うくらい非常に快調に登り下りできた。

10月9日 金勝アルプス 丸さん夫妻、いのっちさんと5人で久しぶりの金勝アルプスへ。一日中、快晴で鶏冠山の登りで大汗をかいた。縦走路は風もあり快適。天狗岩で昼食後、竜王山もピストンする。先年の台風で白石峰からの下り道が少し荒れていた。酸性雨の影響か狛坂磨崖仏も摩耗が激しい。

10月16日 三十三間山  標高842.3m。福井県(三方上中郡若狭町)と滋賀県(高島市)にまたがる。山名は京都三十三間堂の用材(棟木)を切り出したことに由来する。先週と同じメンバー5人で。登りの連続で結構しんどかったが、国境稜線にでると疲れも吹き飛ぶ素晴らしい光景が待っていた。草原にザックを置いて空身で山頂往復。草原で昼食、夫婦松でコーヒータイム。結構、登りでのある関西百名山だった。

10月26日 葛 城 山 トレーニングがてら天狗谷道を登り、高原ロッジで12月のSRC忘年会鴨鍋オフの予約を入れてきた。いつになく頂上でゆっくり1時間を過ごして下山。

11月16日 信貴山から高安山 丸さん夫妻と。いつも通り千手院から本堂に参詣したあと、赤い鳥居の続く道を空鉢堂の建つ頂上へ。高安山へ往復して、信貴山へ帰り寅饅頭を土産に帰った。

12月15日 葛 城 山 SRC12月例会(兼忘年会)。14名参加。前夜から雨模様で心配したが昼ごろには止み、13時半ロープ山麓駅前発。前よりは階段道が多くなった櫛羅滝道を登る。高原ロッジで宴会前、鴨鍋での本番、二次会と良く飲む。夜にはまた雨。16日、ガスで無展望の頂上に登り、急坂続きの北尾根道を下った。

今年一年の山行を振り返ると旧知の山が多い。コースタイムにとらわれず花を愛でながら、のんびり歩けるのが嬉しい。トレーニングの場としても葛城・金剛は相変わらずホームグラウンドの感じだ。もっとも矢田山、松尾山などしょっちゅう歩いている矢田丘陵はここにあげなかった。その中で印象に残るのは、秩父山塊の茅ヶ岳、関西百名山の三十三間山だろうか。バテバテながら12回目の富士山登頂が果たせたのも自分への勲章だ。また、新しい山仲間ができて一緒に歩くことで、自分たちの行動にもより責任を感じるようになった。来年も年相応の新しい目標を持って、まだまだ山を楽しみたいと思う。


2012年の旅 

2012-12-29 09:30:50 | 旅日記

今年も残すところあと2日余りとなりました。今年1年間の私たちの旅を振り返ってみます。

1月1日 暖かく穏やかなお正月。息子たち夫婦と初詣に薬師寺に行きました。

1月6日 恒例のお伊勢参り。「辰の五十鈴」を授かり、始めての猿田彦神社へもお詣りしてきました。

4月5日 里帰り中の娘と孫と一緒に「富士を見る旅」に。駿河湾クルーズで船上から美しい富士を見たあと

大湧谷からも富士を見て箱根で一泊。翌日は大井川鉄道のSLに乗って車窓からのサクラも楽しみました。

5月26日 清里高原の「ねむのきペンション」で一泊。秩父の茅ヶ岳に登ったあと清泉寮で遊びました。

翌日は八ヶ岳を見ながら走り、麦草峠経由で帰りました。

6月16日 昨年暮れにイタリアで知り合った仲間たちと京都で再会。建仁寺両足院で半夏生の庭を観賞してお茶を頂きました。

6月24日 前夜は水上温泉のホテルで泊まり、湯けむり街道を鳩待峠へ。僅か1時間余りの尾瀬ハイキングでしたが、僅かながらミズバショウも咲き残っていて、リュウキンカはじめ数々の花も見られて満足でした。

7月25日 日帰りバスツァーで琵琶湖周辺の旅。まず箱館山の観光ユリ園へ。250万輪というユリの香りに圧倒されました。

つづいて伊吹山へ。9合目から山頂へ歩き、高山の花を楽しみながら、しばらく周遊しました。

最後に醒ヶ井のバイカモを観賞して帰りました。結構、強行軍で少し疲れましたが花いっぱいの楽しい一日でした。

8月24日 これもバスツァーで「いっ得上高地」に参加。何と交通費を含み一泊二食付で1万円!この日は車山、霧ケ峰と廻り白馬八方で一泊。

8月25日 大正池でシャトルバスを降りて河童橋周辺を散歩しました。天気に恵まれたお蔭で懐かしい北アルプスの峰々にゆっくり再会できて、本当に価値あるツァーでした。

10月13日 六甲台の知人宅にお邪魔した帰りに、神戸ハーバーランドへ海を見に行きました。

10月16日 湖北の三十三間山に登った帰り、夕暮れの梅丈ヶ岳頂上公園から三方五湖を見ました。

10月17日 若狭街道を帰る途中、しばらく熊川宿を歩きました。

11月10日 イタ友7人で桜井から「山の辺の道」を歩き、紅葉の長岳寺でニュウメンを賞味して帰りました。

今年一年の国内旅行を振り返ると、バスツァーが多かったことに気付きます。マイカーで長距離を運転するのがだんだん億劫になり、公共機関やバスを利用することが多くなってきています。これも歳のせいかと思いますが、来年も歳相応に身近な旅を楽しみたいと思っています。