ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2012ネパールの旅 10 (ポカラ 3)

2012-12-17 06:00:00 | 旅日記

ペワ湖はポカラで二番目に大きい湖で朝、訪れたデヴィッド・フォールはこの湖から流れ出すバーディー川がゴルジュになった処に懸かっています。河口付近がダムサイド、少し先の湖岸はレイクサイドと呼ばれて、どちらもホテルやレストラン、商店(最近は登山用品店が増えた)が多く観光の拠点になっています。

今日の昼食はボートで湖を遊覧しながら対岸のレストランに渡って摂ります。船着き場には黄や紫の美しい花が咲いていました。

紫色の花はアサガオそっくりですが、よく見ると葉はトケイソウに似ています。

ボートは足こぎ式でガイド、添乗員さんがそれぞれ分乗して6人づつ二隻で湖に漕ぎ出します。



こんな感じで手で舵を取り、足でペダルを漕ぐのは、けっこう重労働のように見受けました。

日の出をみたサランコットを見上げながら進みます。

対岸が近づいてきました。石段を登った下の階、ガラス張りのところがレストランです。赤い服を着た女性が出迎えてくれて、一人ひとりのオデコに赤いティカを付けてくれます。

ティカは本来は女性だけのもので、男子はお祭りや儀式などのときに司祭に付けて貰うものだそうですが、観光客には歓迎の印として男女とも頓着なし&否応なしに付けられます。で…スープが来たところで取りあえず、こんな顔でエヴェレストビールの乾杯。

ライムジュースとスープの後で

メインディッシュの魚のグリル。スパゲティ。付け合せのジャガイモやトマトなどの野菜が本来の味でとても美味しかったです。
魚はあっさりした味でした。海のない国ですからおそらく淡水魚、それもこの湖のものだろうと言い合いながら食べました。

デザートの蜂蜜を掛けたドーナツ。

食事を終えてボートに帰ります。

元の船着き場から少し湖岸を散歩して、レークサイドの昨日のレストランの近くまで歩きます。魚をぶら下げた若いペアに出会いました。
名前を聞くと「マチャ」。ちゃんと「名前は」と聞いたのに、マチャは魚やろ…それは分かってんねん。一般にこんな大まかなことが多く、先ほど食べたのもどうやら、ここで撮れた魚のようです。

鮮やかな民族衣装の女性が洗濯をしています。(Photo by Inocchi-san)

三頭の水牛が歩いてきました。丘の上に見える白いストーパ(仏塔)は日本山妙法寺。標高1113mの丘の上にあり、麓から1時間ほどのハイキングで行けるそうです。湖に浮かぶ島には、バラヒ寺院という二層のパゴダ形式のヒンドゥー寺院があります。

ここの船着き場には、バラヒ寺院に参詣する人のためのボートがぎっしり並んでいます。


順番を待ってボートに乗り、次々に島を目指します。漕ぎ手が付いているのは観光用の舟。土曜日になると更に人が増えるそうです。この寺院に祭られているのはシャクティ(女性の力)の守護神・アジマ神の化身であるイノシシです。(Photo by Inocchi-san)

そのため女性の参詣者が多く、雄の動物を捧げるのが習わしだそうです。(Photo by Maru-san)