ポンペイから最後の目的地・ナポリへ向かいます。車窓から見るナポリ湾の向こうにカプリ島が浮かんでいます。
ナポリ市内に入りました。イタリアではローマ、ミラノに次ぐ三番目の大都市。「ナポリを見て死ね」と言われたほど美しい町でした。今は増え続ける人口とゴミなど深刻な問題を抱えています。バスは美しいトラムのすぐ横をすり抜けるように走ります。
かってナポリ王でもあったブルボン家の王宮です。17世紀の建築で、海側には寝室など王室のプライベートな部分が、広大なプレビシート広場に面した側には公的な施設が配置されています。
ヌオヴォ城 Castel Nouvo
13世紀建設で卵城と区別するため「新しい(nouvo)城」と呼ばれました。フランス出身のアンジュー家の時代にアンジュー砦として何度も戦いの舞台となりました。三つの円筒形の塔があり、右の二つの塔の間に凱旋門が見えます。
市内を簡単に車窓見学したあと、歌で名高いサンタルチア港に来ました。突き出した小島に浮かぶように見えるのは
卵城 Cstel delle'Ove です。
11世紀にノルマン人がこの城を要塞として築いたとき基礎の中に卵を埋め込み、「卵が割れるとき、ナポリは滅びる」と呪いをかけた(マクベスを思い出しますね)ことが名前の由来とされています。
赤く海を染めて夕日が沈みます。旅の終わりを惜しんで全員で記念写真を撮りました。
ホテルへ帰る途中のレストランで夕食。
皆さん、本当にいろいろとお世話になりありがとうございました。
このお店からもシャンパンのサービスがありました。
この夜、ローマに帰り、翌12月13日、ヘルシンキ経由のフィンランド航空で帰国の途に。長い空の旅も機内でも楽しくおしゃべりして、それほど長く感じないで14日10時関空着。別れを惜しみながら家路につきました。
*皆様、長い間お付き合い頂きありがとうございました。この旅行記を綴るにあたり参考にした資料をあげておきます。*
昭文社 マップルマガジン2011 「イタリア」
小学館 NHK 世界遺産100
Genesi,チッタ・ディ・カステッロ sillabe発行 「フィレンツェ」(現地ガイドブック)
過去と現在「ポンペイ・エルコラーノとカプリのヨーヴィス邸」(現地ガイドブック)
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