ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

「ワインとおかず」のお店・団欒さん

2011-10-09 13:35:46 | Weblog

先日、1月のフランス旅行でご一緒だった東大阪市の西岡さんから、思いがけずこのBLOGにコメントを頂きました。
3月から石切神社の近くで「ワインとおかず」のお店をされている、と聞いて昨夜、二人でお訪ねしました。

近鉄奈良線・石切駅から参道を下ります。真っ赤な夕日を正面に見ながら下る坂道の両側のお店は、今日の店仕舞いの最中です。100軒近くあるという占いのお店だけは、見てもらうお客さんの姿もちらほらあり、まだ営業中のところも多いようです。

変愚院は3年ぶり、♀ペンはン十年ぶりの石切神社にお参りしました。
子供の頃から「石切さん」、「デンボ(大阪弁で吹出物のこと)の神さん」で親しんできた神社は、正しくは「石切劔箭(つるぎや)神社」。祭神は饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)とその子、可美真手命(うウマシマデノミコト)の二神。ニギハヤヒは、天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫でニニギノミコトの兄にあたります。矢田座久志玉比古神社も、同じ神様をお祭りしています。

鳥居をくぐって右側の手水舎で口をゆすぎ、左側の水神社にお参り。
ここには二柱の水を司る神様をお祭りしてあります。石の橋に何匹かカメが見えますが、この亀の池に、甲羅に名前を書いた亀を放すと願いが叶うといわれています。

本殿で参拝を済ませるころ、次第に夕闇が迫り灯篭の明かりが目立つようになりました。

境内にはたくさんの摂社があります。一番左は神武天応を祀る「神武社」。
右の大きい鳥居の中に赤い鳥居も見えるところは五社明神。恵比須さん、大国さん、住吉さん、お稲荷さん、八幡さんと五柱の神様が一堂に集っておられます。商売繁盛だけでなく、漁業,農業その他なんでも願いを聞いて下さることでしょう。
これでお詣りを終えて、参道を西へ150m行くと西岡さんのお店があります。

この3月にオープンしたばかりの新しいお店の外観です。

お洒落な雰囲気の店内。テーブル席とカウンターがあります。

 1月以来の再会でしたが、すぐにツァー仲間で一緒に過ごしたときに帰り、思い出話や近況で楽しい時間を過ごしました。ワインもオツマミとお料理も美味しくて、お値段もリーズナブルです。

ワインはご主人お勧めの南アフリカ産の白、フランスの赤、白をグラスで頂きました。しかし、ネコに小判ならぬ、ペンギンにワインで名前も覚えられません。それでも、ワインに合わせて変えたグラスから立ち上る芳香と、舌に残る芳醇な味わいは流石!と思いました。
おつまみは「キャビア風ナス」と「キノコとベーコンのマリネ」、お料理は「豚肉のソテー、リンゴソース添え」「鶏モモ肉の赤ワイン煮」を、とても美味しく頂きました。セミハードチーズにアプリコットジャムを付けて食べたのも初めての味でいけました。

他のお客さんとも親しくお話しできて、2時間ほど楽しく過ごしてお暇しました。帰りは数分で近鉄けいはんな線「新石切」駅です。
次は、また違ったワイン、違ったお料理を頂きに伺います。若いお二人のお店がますますご繁盛されるようお祈りしています。