ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

トルコ日記(5)

2010-06-28 06:00:00 | 旅日記
カッパドキア4-ゼルヴェの谷



午後はまず、ゼルヴェの谷の探訪です。
バスを降りてまず目を引くのは、上の方で枝分かれしてシメジのような形をした岩が、ニョキ
ニョキと何本も突っ立っている奇妙な光景です。
キノコの笠にあたる黒い部分は固い玄武岩、根元の方は柔らかい凝灰岩と、岩の質が違う
ので、浸食の進む速さが違ってこんな形になったそうで、ペリ・バジャ(妖精の煙突)と
呼ばれています。



ここで自由行動になり、私たちは時間の許す限り奥に行ってみることにしました。
後ろに見える広い道を進んでいきます。



この先で、道は細くなり大きな岩の間を抜けるようになります。



この両側が切り立った断崖は9~13世紀にキリスト教徒の隠れ住んで
いたところで、そのあとも1950年代まで人が住んでいました。しかし、
崩壊の危険が大きくなって住民はその後、平地部へ移住しました。



ここで道は二つに分かれます。左側の岩の間を抜けていくと身体が通るくらいの幅の下り
坂になりました。降りられないことはありませんが、帰りが大変なので右の道を行くこと
に…そこへ右の道を引き返してきた同じグループの男性があり、「この上からの景色がいい
ですよ」と教えられました。



少し登るとコル状の所に出て、見下ろすとかなり下に広い道が見えます。後から登ってきた
別の男性と一緒に下ってみました。急な道が終わると展望が開けました。



この道は、予想通り元の道と合流してスタート地点に続いています。反対側から見ると
最初の写真のシメジ岩はこんな形に見えました。

テントが見える所から集合地点はすぐ近くです。



下ってきた道を振り返ってみたところ。