ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ネパールの旅(2) -カトマンドゥ散歩1<タメルへ>

2009-08-23 09:54:34 | 旅の想い出
それでは、ホテルを出てしばらく散歩しよう。
カトマンドゥの市内は南北約2キロ、東西はそれより狭い地域だから
30分も歩けばどこへでも行けそうだ。
面倒だが地図を見て頂こう。(地球の歩き方1999~2000版より引用)



右上の赤い箇所は「現」王宮だったが、王制が廃止された今ではどう呼ぶの
だろう?
その左下隅の交差点には、市内(私が見た限り)で唯一の信号があった。
そこから真っ直ぐ南に延びるのがカンティ・パトという大通りでパタンに
通じている。



この道の右手、地図の水色のところはラーニ・ポカリという池で、中に白い
お寺が建っている。



ラーニ・ポカリの左上(北西)隅の交差点には陸橋があり、その上から北の
方を見たのがこの写真である(2003年)。
この交差点から左下の赤く塗られたところ、ダルバール(旧王宮)広場に
通じる斜めの道は、日用品などを売る店がずっと続く繁華街で、後ほど
ゆっくり歩くことにしよう。

地図の緑色の部分はラトナパークという大きな公園で、中にステージなどが
設けられている。
この公園の中ほどから西に延びる道がニューロードで、カンティ・パトと
このニューロードを中心に市街地が拡がっている。



私たちの泊まっているホテル・シェルパは、カンティ・パトの一本東側に
並行して走るダーバーマーグ(王宮通り)の西側 ② にある。
通りの向かい側には、各国の航空会社の支店やレストランなどが多い。



いよいよ、町に出よう。ホテルの少し南からパタン南側を見たところ。
① の銅像(何時の時代かの王様)が写っている。
反対側に真っ直ぐ進むと王宮正門に突き当たる。ここを左へ…
広い通りの両側に、絵葉書や土産物、帽子、Tシャツを売る露店が並ぶ。
最初に来たときはククル(犬)が多いことに驚く。ついで闇両替、楽器
やナイフなどの物売り…。



カンティ・パトを渡ってすぐ左手に古い寺院が建っている。
トリデヴィ寺院という。門をくぐると、英語で話しかけてきた人が
中を案内してくれた。別れ際にお礼を渡すと「お供えにします」と
そのまま賽銭箱?に入れた。近くに住む学生だそうで、ガイドの押し売り
かと誤解した自分が恥ずかしかった。



この先でカトマンドゥで一番の繁華街タメル地区に入る。
ゴミが散乱し、埃が舞い上がる道をオートリキシャやリキシャが走り回って
いた。ホテル、レストラン、土産物屋、本屋などがぎっしりと並んでいる。
(2006年には、道は少しきれいになり、スーパーも何軒かできていた)
写真は客待ちの色鮮やかなリキシャ。



タメルで息子の友人を訪ねる。「ネパール・ティー・トレーダー」の看板を
掲げる、少し名の通った紅茶専門店を営んでいる(写真は2006年)。
店の二階は「ふる里」という日本料理店で、「地球の歩き方」でも紹介され
ている。



昼近くなったので、息子おすすめの店「キヨスク・カフェ」で腹ごしらえをする。
ガイドブックには載っていない、長期滞在の外国人や地元の人がよく利用する店
である。
ネパール最初の昼食はネパール料理ではなく、チベット料理。
ヤキソバ風はチャウメン(Rs.35)、餃子に似たのはモモ(Rs.15)。
モモの中身は水牛の肉(ネパール人は宗教上の理由で牛を食べない)
だが、これがなかなか旨い。
♀ペンがめったになく食べ残しをするほどのボリュームで、これにビールを1本
付けてお勘定は170Rs.(ネパールルピー)
このときの為替レートは Rs.1=2 だから、二人で腹一杯喰って飲んで340円!!
だから、ネパールが好きだ!